日本人は議論が下手 その文化的理由と対策を考える

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「日本人は議論が下手」とよく言われています。

それは「和」を重んじる日本の国民性が原因となっているのでしょう。

しかし、 グローバル化が進んでいくにつれて「日本人の議論の弱さ」が浮き彫りになり、 社会生活で支障が出る人も多くなっていくような気がします。

そこで今回は、 日本人が議論を苦手とする理由・対策についてまとめてみました。

「和」を重んじることによる弊害

この「和」を重んじる傾向、 ここ十数年では「空気を読む」という風に言うでしょうか。

確かに、 人付き合いをする上で、ある程度の思いやりは必要でしょう。

しかし、その考え方が行き過ぎてしまった結果、 「反論=悪・敵」といった図式が成り立ってしまっていることが問題なのです。

反論されると敵とみなす

自分の意見に反論されると 「攻撃された」「この人は自分のことが嫌いなのか」 となってしまう人がいます。

議論をする以上、 反対意見というのは当然出てきます。

落としどころを探すための議論なのにも関わらず、 反論されたから敵だ・悪だとういう風に思ってしまっては、 議論がまともに進むわけがありません。

感情的な部分に重きを置く

実はアメリカ人もこういう傾向が強かったりしますが、 自分の感情を元に、主張を論理的に話すことができます。

しかし、日本人で議論が苦手な人の多くは、 感情的なことを言うだけで終わることが多く、その感情を論理的に表現することができません。

また、議論の内容よりも、 その言い方が気に食わないといった理由で議論が進まないこともあります。

それでは結局議論にはなりませんよね。

人格攻撃

反対意見が出た場合、 その意見に対して否定するのではく、その人自身を否定する人がいます。

「ネトウヨが~」「パヨが~」など、 ネット上で聞いたことがある言葉だと思います。

自分と違う意見に対して、議論をするのでなく、 レッテルを張り人格を攻撃するのです。

これでは、まともな議論は出来ませんね。

議論=喧嘩と考えている

私は、 子供のころから父親と議論することが多かったのですが、 周りから見ると喧嘩に見えていたようです。

もちろん、議論の最中にお互い熱くなることはありました。 本人同士は、あくまで議論内容について熱くなっているだけなので、 お互いを攻撃しているわけではないのにも関わらずです。

これが、学校で行われると、止めてくる友達・先生がいますね。 これが、日本人が議論下手なまま育つ一番の原因だと思います。

議論をしたくても、 議論自体を喧嘩と認識され止められてしまうのです。

議論=喧嘩、喧嘩=悪、議論=悪 という図式ですね。 これでは、議論下手な人が育つ一方です。

もっと議論しまくった方がいい

私は、議論を日常から行うべきと考えています。 仲の良い関係ほど、毎日議論すべきでしょう。 議論することによるメリット様々です。

コミュニケーション能力、様々な物事による関心、 論理的思考能力など、本当に多くのことが身に付きます。

社会に出てから、急に要求されることもあれば、 新入社員時代は上司と議論することも許されなかったのに、 役職持ちになっていきなり自分の意見を主張することを強要されることもあるでしょう。

そんな無謀なことをせず、 幼少時代から普段から議論をすることで、議論能力を身に付けていれば、 必要になったときもスムーズに行えるでしょう。

そして、なにより議論は楽しいものなんです。

自分の意見だけでは、それで終わってしまいますが、 反対意見を吟味することで新しい考えが出てくることもあります。

答えが出ない事柄を議論することで、 なるべく正しい意見にもっていこうとするには自分一人では難しいですが、 議論を重ねることにより、段々と正しい意見に近づいていくでしょう。

自分の本当の気持ち、 相手の本当の気持ちを知ることで関係性もより深くなっていくことでしょう。

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