塩素系漂白剤や界面活性剤を使わない重曹とクエン酸でのお風呂掃除とは?

塩素系漂白剤の臭いが嫌いで使いたくない!!界面活性剤を使いたくない!!

そんなナチュラル派の方の掃除として万能なのが、重曹とクエン酸です。合わせて使うことによって更に便利になるのをご存知ですか。

今回は、お風呂掃除に重曹とクエン酸を効果的に使用する方法を紹介したいと思います。

この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。

お風呂汚れの種類について

まずは、お風呂汚れの種類を知っていないと、効果的な掃除はできません。

お風呂汚れの種類は大きく3種類に分かれます。

  • カビ、ヌメリ
  • 水垢、湯垢
  • 石鹸カス

この3種類の汚れ、発生しやすい場所・発生する原因は一体何なのでしょうか?

カビ、ヌメリ

ヌメリは床や、排水溝付近に発生し、ピンク色をしています。「赤カビ」と呼ばれることもありますが、 実はカビではありません。

これは皮脂を栄養にした「ロドトルラ」という酵母菌です。

そしてカビは浴室全体に発生し、壁や床・目地についた黒色や紫色の汚れのことです。原因は湿気です。 また、ヌメリを放置することによっても発生します。

放置してしまったカビは落とすのが厄介ですので、早めに掃除をするのがいいでしょう。

水垢、湯垢

水アカが発生するのは、主に鏡と蛇口周りです。

水道水には、 カルシウム(金属イオン)やマグネシウム(金属イオン)、 そしてケイ素(シリカ)が含まれているのですが、 水が蒸発することによって、カルシウム塩とケイ素塩が残り、 白く結晶化してうろこ状の汚れになってしまいます。

また、湯アカは皮脂がお湯に混ざりこびりついたものが主な原因です。

石鹸カス

石鹸カスは、 基本的に「水道水」に反応したものと、 「皮脂汚れ」と反応したものの2種類あります。

水道水に反応した石鹸カスは、 水アカと区別がつきにくい見た目をしています。皮脂と反応した石鹸カスは、 排水溝に溜まる白いフワフワのようなものです。

汚れの種類とアルカリ性と酸性の違い

汚れの種類けとして、アルカリ性・酸性があります。

ここでは基本的に皮脂や石鹸カスは酸性、 それ以外はアルカリ性の認識で問題ありません。

アルカリ性の汚れには酸性、 酸性の汚れにはアルカリ性で中和して、汚れを落とすのが基本です。

ここで重曹とクエン酸と話になりますが、 重曹はアルカリ性、クエン酸は逆に酸性なんです。

これらを組み合わせることで、 アルカリ性・酸性の両方の汚れに対応できるということですね。

重曹とクエン酸での排水溝汚れの落とし方

排水溝の汚れには、様々な汚れ要素が詰まっています。もちろんアルカリ性・酸性の両方の汚れが存在します。

そこで、重曹もクエン酸も両方使う方法が最も効果的なのです。

排水溝の掃除方法!

  1. まず、あらかじめ髪の毛等のゴミを取り除いておきます。
  2. 次に重曹の粉末を満遍なく振りかけます。
  3. クエン酸を水200mlに対して、小さじ1杯5ccを混ぜたクエン酸水を重曹を振りかけたところにかけます。
  4. 泡が発生しますので、30分ほど放置します。
  5. 洗い流します。お湯の方が効果が高いです。

簡単ですね。

私はどうしても市販のお風呂用洗剤の臭いが好きではないので、 重曹とクエン酸で掃除をすると臭いが少ないのがありがたいです。

鏡や蛇口の汚れの落とし方

鏡や蛇口は、水アカ、石鹸カスの汚れです。

水アカはアルカリ性の汚れ、石鹸カスは酸性の汚れです。 これも重曹とクエン酸の両方を使いましょう。

鏡・蛇口の掃除方法!

  1. クエン酸水をスプレーで鏡や蛇口に吹き付けます。
    ※鏡の裏側などの金属部分にかかると洗い流せない場合、サビの原因になります。
  2. 上からラップでパックします。
    ※ラップの前にキッチンペーパーも使うと更に効果アップ!
  3. 1時間ほど放置します。
  4. ラップを外し、重曹を粉のまま鏡になすりつけて磨きます。
    ※ちなみにスポンジを使用するよりも、消しゴムにセロハンテープを巻いたものを使用したり、ゴム手袋などで磨くと効果が高いです。
  5. 洗い流します。

金属部分だけは気を付けて行いましょう。

浴槽の汚れの落とし方

浴槽の汚れは、水アカと湯アカですね。

湯アカは水アカと違い酸性なんです。

基本的には重曹だけでも問題ないですし、色々な方法がありますが、 ここでは「残り湯」を使った方法を紹介します。

浴槽の掃除方法!

  1. お風呂に入った後の残り湯に重曹(200ml)を入れてかき混ぜます。
  2. 一晩そのまま放置します。ついでに風呂椅子や洗面器を入れておけば一石二鳥です。
  3. 翌日、水を抜いてからクエン酸水を全体に吹きかけます。
  4. スポンジでこすります。
  5. 洗い流します。

時間はかかりますが、残り湯を有効活用できます。

重曹とクエン酸は使い分けるのがおすすめ

このように、 重曹とクエン酸を使用した掃除は安心安全で効果もたっぷりあります。

使い分けることで家中の掃除に使用できるため、 まさに「万能洗剤」といったところでしょうか?

もちろん、 こびり付いてしまった汚れは落ちにくくなりますので、 普段からこまめなお掃除をしてください。

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重曹よりも汚れが落ちる「セスキ炭酸ソーダ」についての記事はこちら

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