『賞味期限』と『消費期限』の違い 過ぎたら危ないのはどっち?

皆さんは、食品を購入する際や実際に食べる際に 『賞味期限』や『消費期限』を気にしますか?

「買う時は気にするけど、食べる時は気にしない」「『賞味期限』と『消費期限』の違いがわからない」「『賞味期限』は気にしないけど、『消費期限』は気にする」「少しは意識するが、自分の感覚を信じる」

等々、色んな人がいますよね。

一体どの考えが一番正しいのでしょうか。

そこで今回は、『賞味期限』『消費期限』の違いについて、まとめてみました。

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。

『賞味期限』と『消費期限』の違い

『賞味期限』とは?

『賞味期限』はその名の通り、 「美味しく食べられる期限」という意味です。

つまり過ぎたところで 健康被害があるという意味ではありません。

それに後述しますが、 「期限を過ぎると不味くなる」という意味ではありません。

「『賞味期限』を過ぎたら絶対に食べない!」という人は意外と多いですが、 それは、『賞味期限』の意味を知らない人がほとんどなのです。

意味を知っていても「期限を過ぎたら危ない!」 と妄信的に信じて絶対に食べない人もいますが…。 まだまだ安全に食べられるので、いただきましょう。

『消費期限』とは?

「期限までに食べて欲しい」という意味です。

これは気にする人も多いですね。

しかし後述しますが、 あくまでメーカーが「期限までに消費してほしい」 としているだけに過ぎません。

どちらかの表示しかないのは何故?

『賞味期限』も『消費期限』も、 両方載せておいたら勘違いも起きない気がしますが、 基本的には、早くに悪くなるものは『消費期限』を、 そうでないものは『賞味期限』を使用しています。

両方表示しない理由があるわけではなく、 どちらかしか表示の必要がないというだけなのでしょう。 (両方の表示がある商品も存在します。)

保存方法にもよる

あくまでどちらの表示も「基準」、つまり目安です。

冷蔵、常温、冷凍などの保存状態や、気温・湿度によって、 物の傷み方はもちろん違います。

目安ですので、過ぎてなくても危ないこともありますし、

過ぎていても大丈夫なものもあります。

そもそも日本の基準は厳しすぎる

『賞味期限』と『消費期限』が どのように決められているか知っていますか?

実はその基準は厳しすぎるぐらいで、 大体の食品は期限を過ぎても問題ありません。

あくまで、「メーカー」が実験を行いながら、 科学的・味覚的に基準を決めているだけに過ぎません。

メーカーが品質を守るために作っている基準なので もちろん「安全ライン」のさらに「安全」・・・くらいの基準が決められます。

国が決めている方がマシなレベルで 厳しい基準が定められることがほとんどです。

与えられる情報よりも自ら考えることの方が重要

日本は食品の廃棄が多い国として有名です。

それには、メーカーの基準が厳しすぎるというのもありますが、そもそもは国民の意識が問題でしょう。

確かに、日本人の体質は病気になりやすいことも多いため、そういった背景から食品に対する基準が 厳しくなっていったのかもしれません。

しかし、メーカーの決めた『賞味期限』『消費期限』なんて、 只の責任逃れです。

その責任逃れをするための、厳しい基準を 消費者まで気にすることはないと思います。自分で判断することを忘れている人が多過ぎです。

私の場合は、あくまで目安にはしますが、 基本的に見た目や臭いで判断します。

日本の『賞味期限』『消費期限』を気にする人は、 海外では何を食べるんでしょうね。

自分で考えることを放棄したら、そこで終わってしまいますよ。

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