天然パーマに悩んでいたので石けんシャンプーを試してみた

最近話題の石けんシャンプー、みなさん使ったことはありますか?

一般的な合成シャンプーとは違うメリットが沢山あると言われ、じわじわと話題になっています。

初めて聞いた!という方はこちらに基本的な説明を載せてますのでどうぞ

最近石けんシャンプーが話題になっています。なんでも、頭皮・毛髪ともに健康になり、ハリツヤのある髪の毛になるとのことです。

また、皮脂をしっかり落とすので洗い心地がスッキリしており、その使用感も特徴となっています。

石けんシャンプーのメリットは他にも沢山あります。

しかし、使い方によってはデメリットもありますので、特徴を知って髪の毛をよりよいコンディションに導きましょう!

この記事を読むのに必要な時間は約 13 分です。

■そもそも石けんシャンプーとは?

固形石けんは、手を洗ったり、身体を洗ったりでご使用される方は多いでしょう。

あのキュッキュとした仕上がり、汚れが落ちてる!さっぱり!という感じがして、良いですよね。

石けんシャンプーとは、液体石けんのようなもので、石けんが洗浄成分となっているシャンプー剤です。

また、こういったシャンプー剤をを使用して洗髪をする行為自体も、「石けんシャンプー」と呼ばれます。

石けん成分とは、下記があげられます。

  • 石けん素地(カリ石けん素地)
  • 石けん分(純石けん分)
  • 脂肪酸ナトリウム
  • 脂肪酸カリウム

液体だけではなく、粉タイプのシャンプー用石けんも売られています。

また、一般的な固形石けんをシャンプーとして使う方も沢山いらっしゃいますが、これは使い方に少しコツがいりますので、上級者向けですね。

■石けんシャンプーの良い点とは?

使用感

高い洗浄力を持ち皮脂などをしっかり落とすため、洗い上がりがとてもスッキリしています。

油性肌の方や、頭皮の臭いが気になる方にはとてもオススメです。

コスト

比較的安価な商品が数多くあり、手に入りやすいです。

成分

石けん成分=天然の界面活性剤ですので、合成界面活性剤よりも安全性が高いアイテムです。

頭皮への刺激も少なく、肌が荒れやすかったり影響を受けやすい方は、一度試してみる価値がありますね。

効果

合成シャンプー(洗浄成分が石けんでないもの)には化学の力で髪の毛をツルツル、サラサラにする成分が入っているものが多くありますが、石けんシャンプーは髪本来のパワーを引き出しコンディションを整えるものです。

髪の毛と地肌を元の健康な状態に戻し、ハリとツヤのある髪の毛を育てていきます。

また、自然なボリュームがでる、白髪に効果がある、という声もあり、人によって様々な効果が得られます。

どのような効果があるかは自分で体験するのが一番ですね。

■気になるポイントは?

使用感

やはり、ある程度手触りに石けんらしさ(キシキシ感など)がでますし、特に使い始めは残留している合成物質の影響でゴワゴワ、キシキシが気になることが多いです。

継続して使い続けることにより、頭皮・毛髪のコンディションが整いサラサラになるので、使い心地に慣れるのに少し時間が必要です。

コスト

アイテム自体の費用はお手頃ですが、石けんシャンプーは予洗いや流しに沢山お湯を使います

というのも、石けんシャンプーの使い方として「しっかり流す」ことは一番大切なポイントなのです。

合成シャンプーは、サッと泡立ちサッと流せるように作られていますが、石けんシャンプーはそうではありません。

節水を心掛けている方には少し向かないかもしれませんが、お風呂の残り湯などをうまく利用すれば随分お湯の使用量を節約できます。

向かない肌質、髪

皮脂をしっかり落とす効果があるため、乾燥肌の方には向かない場合があります。

また、ヘアカラーやパーマも落ちやすいため、カラーやパーマをされている方には、残念ながら向かないですね。

■石けんシャンプーの使い方

では、石けんシャンプーを行う手順を、メリットを引き出すコツを交えて簡単にご説明します。

1.ブラシでとかす

洗う前に、乾燥した状態の髪の毛をブラシでよくとかします

とかすことで、絡みをほどき、ホコリなどを落とします。

こうすることで、次の予洗い時で汚れを落としやすく、またシャンプーの泡立ちも良くなります

2.予洗い

お湯だけで髪の毛、頭皮をまんべんなく洗い、大まかな汚れを落とします。

全体を濡らすだけでなく、しっかり洗い流すことがポイントです。

この予洗いで、7~8割ほどの汚れを落とすことが出来ますのでしっかり行いましょう。

3.石けんシャンプー

つぎに、メインのシャンプーです。

ここでのポイントは、よく泡立てることです。

沢山の泡で髪の毛や頭皮を包み込むようにします。

頭皮の汚れが多い場合やワックスなどの整髪料の影響で、1回では泡立ちが悪いことがありますのでその場合は一度流し、2回目のシャンプーをしましょう。

なかなかうまく泡立てられない場合は、泡状ででてくるポンプ式の商品も売られていますので利用してみてください。

↓↓↓シャンプーにはちみつを加える裏技もあります!

はちみつと石けんシャンプー

関連記事

お風呂場に置いてある昔ながらのはちみつボトル。なかなかシュールな光景です。石けんシャンプーを使い始めて約半年。毛先を中心にキシキシが酷くなっている時期でした。洗い方を色々と試行錯誤していたのですが、そんな時、[…]

4.流す

シャンプーをよく流します。

ここではしつこいくらいによーーーーーくゆすぐことをオススメします。

石けんシャンプーを使い始めてから髪の毛がベタベタする、ごわごわする、といったことを理由とし、使用を辞めてしまう人が多いのですが、べたつきやゴワゴワの原因はこのシャンプーの流し不足の場合が多いです。

石けん成分は水に含まれるミネラルでいわゆる「石けんカス」に変化するのですが、流し不足で石けんカスが髪に残ったまま次のステップの「クエン酸リンス」を行うと、ゆすいでもなかなか落ちない「脂肪酸」へと変化してしまいます。

また、髪が傷んでいる場合はデコボコしたキューティクルに脂肪酸が入り込みやすく、さらに落ちにくくなります。

髪に残った脂肪酸がべたつきの原因になるので、とにかくこのゆすぎの段階を念入りに行うことが大事です。

5.クエン酸リンス

石けんシャンプーは頭皮を弱アルカリ性にし、髪の毛のキューティクルを開く性質がありますので、酸性のクエン酸で中和させ、キューティクルをキュッと引き締めると扱いやすい髪の毛になります。

クエン酸を適量お湯で溶かし、リンス代わりに使います。

クエン酸ではなくお酢を愛用している方も多いので、よりアイテムに安全性を求める方は是非挑戦してみてください。

6.流す

クエン酸リンスを流します。

(ここはそれほど神経質にならず、自然に洗い流す感じです。)

7.必要であればドライヤー前にオイルを

パサつきや乾燥が気になる場合は、アルガンオイル、椿油などを、パサつきがきになる部分に伸ばします。

あまりつけすぎないようにしてください。

オイルは椿オイル、アルガンオイル、ひまわりオイルなど、いろんな種類があります。髪質によって合う合わないがありますので、色々試して自分の気に入りのオイルをみつけてみてください。

■ポイントまとめ

最低限守りたい、使い方のポイントは下記2点です。

  • よく泡立てる
  • よくゆすぐ

複雑ではないですが、少し時間や手間がかかるかもしれません。

しかし慣れれば簡単ですし、続ければサラサラで健康的な髪の毛になっていきますのでシャンプー自体もやりやすくなります。

石けんシャンプーのやり方は一通りではなく、体質や髪質によって合う合わないがあります

わたし自身も、石けんシャンプーを実際に使ってみて、試行錯誤を繰り返しています。

是非ご自身に合った使い方や組み合わせを見つけて、よりよいコンディションの髪の毛を目指してください。

2018年1月、毎日寒い時期にも関わらず、頭皮の臭いがどうも気になり、私は石けんシャンプーを使い始めました。

私の髪の毛は剛毛、縮毛、乾燥毛・・・とネガティブ要素を上げるとキリがない天然パーマです。

正直、石けんシャンプーなんて使ったら元からゴワゴワなこの髪の毛、どんなに暴れだすかと心配でなりませんでした。

しかし、わたしのように髪質に強い特徴があり、石けんシャンプーに手を出すことをためらっている方、いろんな種類のヘアケア剤を使ってきたけど、どれもしっくりこず迷い続けている方は、是非一度石けんシャンプーに挑戦してみてください

石けんシャンプーを使い始めて感じたメリットは

  • 臭いが気にならなくなった
  • 洗い上がりのスッキリ感
  • 根元付近のツルツル感と、クセの軽減

等です。

しかし使い始めてすぐに良いコンディションになったわけではなく、色々と試行錯誤を続けています。

石けんシャンプーはもちろん「万能ではない」ので、良いところ、悪いところ、上手く使いこなすコツを知ったうえで取り入れることをおすすめしたいと思います。

また、実際に使ってみて一番感じたのは、万人が同じ方法をとれば良いわけではないということです。

わたしが今まで実際に使ったアイテムややり方について使用感や効果、感想などを書いていきますので、参考にして、ご自身の体質髪質に合った石けんシャンプーを行ってください。

ここからは、実際に試した感想です。

■わたしの毛髪&肌スペック

まずはわたしの髪質、体質をご紹介しておきます。

  • 剛毛/縮毛/乾燥毛
  • 長さは胸あたりまでのロング(前髪なし)
  • カラーは2年ほど前に行ったのが最後
  • 毛先のパサパサ、広がりが酷い
  • 頭皮は脂っぽく臭いが気になる
  • 油性肌
  • 汗かき

・・・本当に扱いにくい頭ですよね。

石けんシャンプーでどのような変化があるのでしょうか。楽しみです。

■アイテム別の使用感と効果

1.アミノ酸系石けんシャンプー

使用アイテム
松山油脂 M-markローズマリーのアミノ酸せっけんシャンプー
松山油脂 M-markローズマリーのPH調整コンディショナー

  • 石けんシャンプーの使い始め、使用感に慣れるまで使用。
  • 石けん特有のキシキシ感は多少あるが、泡立ちも良くコンディショナーでツルツルになるため違和感や使いにくさはなし
  • 流しやすいのか、べたつきも感じず
  • 頭皮の臭いには絶大な効果あり

頭皮の臭いが気になっていたので、それがなくなりとてもすっきりしました!

成分的には純粋な石けん成分だけよりより洗浄力やキシみもマイルドなものなので、初心者の方には非常におすすめです。

ただ、コンディショナーはとてもツルツルになるような仕様になっているためか、流すときにずっと残るぬるぬる感が気になりました。

2.石けんシャンプーとはちみつ

使用アイテム
パックスナチュロン ナチュロンシャンプー
サクラ印 純粋はちみつポリ容器
  • 成分がシンプルな石けんシャンプーと、はちみつをまぜて使用。
  • 泡立ち、泡持ちが良くなり洗いやすい。
  • 洗い上がりはすっきり
  • 仕上がりはシャンプーのみよりしっとり
  • 根元はツルツル、毛先に向かって天然パーマのくせがくっきりでるように。
  • 頭皮の臭いは問題なし

いつも食べているはちみつで頭を洗うことに少し変な気分はありましたが、シャンプーの泡立ちがよくなるので、泡立ちが重要な石けんシャンプーにはぴったりでしたね。

また、仕上がりはとてもしっとりになり、乾燥が解消されたためか中間~毛先部分に天然パーマのくるくるがくっきり出るようになりました。

ちなみに、はちみつのベタベタ感は全く感じませんのでご安心を。

↓はちみつについて詳しくはこちら
はちみつと石けんシャンプー

関連記事

お風呂場に置いてある昔ながらのはちみつボトル。なかなかシュールな光景です。石けんシャンプーを使い始めて約半年。毛先を中心にキシキシが酷くなっている時期でした。洗い方を色々と試行錯誤していたのですが、そんな時、[…]

3.クエン酸リンス

使用アイテム
無水クエン酸

  • 石けん特有の使用感にも慣れたころ、コンディショナーをクエン酸リンスに変更。
    (お湯にクエン酸を溶かし、髪の毛につける。)
  • 根元から中間部分まではクセが落ち着き、サラサラツルツルに。
  • 反対に毛先はパサつきが目立つようになる。
  • 目にクエン酸リンスが入るとしみる・・・

石けんでアルカリ性になった髪の毛を酸性にするため使用します。

一時はクエン酸リンスをすることで扱いやすくなったときもあったのですが、他のアイテムとの相性や私の髪質に理由があるのか、時期によって毛先20cmほどがギシギシになりました。

結果的には、「髪の毛全体がとても良くなった!」といった大きな変化を感じることがなく、ずぼらな私には、洗面器にお湯を貯めて髪の毛をつけて・・・という行為が段々面倒になっていき、クエン酸リンスなしで石けんシャンプーをするようになりました。

必ずしもクエン酸リンス(酸性化)をする必要はないのだなというのが私の結論でした。

4.コンディショナー、トリートメント

使用アイテム
オーブリー GPBコンディショナー
パックスナチュロン トリートメント

  • 仕上げに、コンディショナーもしくはトリートメントを使用。
  • 合成トリートメントのようなツルツル感はないが、少ししっとりする感じ。
  • 乾燥させると効果があまり感じられないこともある。
  • すぐ1本使い切ってしまう

一度でパサつきが劇的に改善されるものではないですが、髪の毛全体に少しだけしっとり感、まとまりが出ます。

しかしこれらの仕上げを追加するだけでしっとりするというよりは、予洗い、シャンプー、流しまでをしっかり行うことにより、効果が出やすくなる感じがしました。

のびがあまり良くないものが多く少量では物足りないため、たっぷり使用します。

ロングヘアの私はすぐに1本使い切ってしまうので、少しコストがかかる印象でした。

髪の状態をみて、乾燥が酷い時にのみ使うようにしています。

5.ヘアオイル

使用アイテム
パックスナチュロン ナチュロンオイル(ハイブリッドヒマワリ油)
メルヴィータ ビオオイル アルガンオイル

  • ドライヤー前に毛先を中心に2~3滴
  • 乾かした後の質感がしっとり

ドライヤー前のヘアオイルは乾燥やパサつきにとても効果がありました。

しかし、付け過ぎるとべとべとになりますし、根元付近は特に何もつけなくても快適な状態なのでほんの少量で十分です。

そして上記にあげた商品ですと、ひまわり油は重め、アルガンオイルは軽め、とオイルによって使用感が違っています。匂いも違っていますね。

自分に合ったお気に入りのオイルを見つけることがポイントです。

■わたしの石けんシャンプー手順

試行錯誤をした結果の、現在のシャンプー手順です。

  1. 予洗い
  2. シャンプー
  3. 流す
  4. ★必要であればトリートメント
  5. 流す
  6. ★必要であれば毛先にオイル
  7. ドライヤー

見ていただけるとわかると思いますが、クエン酸リンスはすっかり辞めました

★の部分は週に1~2回ほどなので、基本手順はとても少なく済んでいて楽ちんです。

工程を少なくすると髪の毛の状態が悪くなるかもと思っていたのですが、全くそんなことはなく、むしろとても良いコンディションです。

気になっていた頭皮の臭いは解消され、毛先のパサつきも随分落ち着いてきました。私の体質には合った方法だったようですね。

しかし、本来の「天然パーマ」の悩みはまだまだ解消されていない部分があります。

ただ、髪質が以前とは違ってきており、特に天然パーマ特有のごわごわ感は随分なくなりました。ツヤツヤ感が全く違います。

半年続けてやっと効果を実感してきているので、このまま色々試していこうと思います。

快適に使用するコツ

天然パーマでも石けんシャンプーは問題なく使えることがわかりました。

しかし合成シャンプーと違って何も考えずサッサと洗ってパッパと終わり、では、石けんシャンプーの悪い部分が出てきてしまいます。

面倒な手間はかけたくないところなので、工程を少なくし、その分「よく泡立てる」「よく流す」といったポイントを押さえたやり方を徹底しています。

また、コストも気になるポイントではあるので、なるべく安価で使いやすい商品を今後も探していきたいと思います。

(お湯は・・・どうしても沢山使ってしまいますよね。)

試行錯誤を続けて、頭皮や髪の毛をもっと健康に、ツヤツヤサラサラを目指していきます。

執筆者 : ツマやーぎ

最新情報をチェックしよう!