最近ネット上では「飲み会は参加しない」と言っている人が多くなっています。
しかし、私は新入社員は飲み会に参加した方がいいと考えています。
別に、体育会系のように「新人が断るなんて生意気だ」とか、何の意味もなく考えているわけではありません。
ちゃんとした論理的な理由があるんです。それを説明します。
これから新入社員として入社する方、期待半分・不安半分の人が多いでしょう。そんな人のために、「社会人としての心構え」として、意識してほしいことを話します。[estimated_reading_time]骨を埋めるなど思わなくて[…]
この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。
アルコールが苦手なら飲まなくていい
まず大前提として、お酒は飲まなくても構いません。
今の時代、無理やりお酒を飲ませるような人は減っています。もし潰れて危険な目にあったり、倒れたりなんてしたら大問題になりますからね。
潰れてしまった場合は、誰かが介抱することになるので、それも面倒ですしね。
私は、飲んだ方がテンションが上がり話しやすいので飲みますが、自分の体質と体調によって変えてください。
何故、飲み会に参加した方がいいのか
さて、本題です。お酒を飲まなくてもいいのに、何故新入社員は飲み会に参加した方がいいのでしょうか。
飲みニケーション説
「飲みニケーション」という言葉がありますが、これは好きな言葉ではありません。
これを悪用して、パワハラ的に強制参加型の飲み会を開くような人もいるからです。
私は、ほぼ強制参加型の飲み会は「会費がタダ」であることを条件に行くことにしています。タダじゃないのに、強制参加とか意味がわかりませんからね。
確かに、飲み会でのコミュニケーションは良い結果を生むことも多いです。
しかし、コミュニケーションは強制されて取るものではないのです。
勤務中にコミュニケーションが取れていない
飲み会にまったく参加しない人の言い分では「コミュニケーションは勤務中に取るべき」という主張をする人が多いのですが、私は今まで飲み会に参加しないタイプの人が、勤務中に自分から人とコミュニケーションを取っているのを見たことがありません。
これは、「コミュニケーション」を勘違いしているからでしょう。
「○○さん、これお願いします」「わかりました」などの業務的会話を「コミュニケーション」だと勘違いしているのです。
海外映画やドラマなどで「Heyジョージ!最近どうだい?」⇒「Heyトム!最近、子供が冷たくてさ!HaHaHa!」みたいな他愛のない会話をしてから、仕事の話題(本題)に入るシーンを見たことはありませんか?
これがコミュニケーションです。「仕事でコミュニケーションを取れば、飲みニケーションは必要ない」と主張している人は、これが出来ていますか?
出来ているのであれば、飲み会には参加しなくても問題ありません。しかし、新入社員でそれが出来る人がいるとは思えません。
仕事での人間関係は狭い
新入社員の仕事内容や関わっている人は、今後もずっと変わらず同じだと思いますか?
答えはもちろんNoです。
続けていれば、業務の内容や立場は必ず変わりますし、今まで関わりのなかった人とも関わっていきますよね。
たくさんの人とかかわった結果気付くと思いますが、会社1つ1つにも、色んなタイプの人間がいます。
地域や年齢、取り組む内容と、共通点が多かった学生時代と違い、会社には様々なタイプが存在します。
そんな自分とは違い、また他の人たちとも違う様々なタイプの人達と、そつなくコミュニケーションを取っていく必要が今後出てくるのです。
その時の話題や会話のきっかけの引出しを準備したり、自らの顔を知ってもらう機会が、飲み会なんです。
つまらない話も、為になる話も多い
勤務中には教えてくれないことも、飲み会の席でなら教えてくれることもあるでしょう。
残念ながら同僚や上司に恵まれていない場合、つまらない話が多くなりますが、面白い話をしてくれそうな人がいれば、その人の話を聞きましょう。
面白い話をしてくれる人に気に入ってもらえると、また別の面白い話をしてくれる人を紹介してくれることも多いです。
なにか楽しそうな話を聞くことを目的に、飲み会に参加するのもありでしょう。
行かない場合のデメリットが大きい
今までお話したメリットを逃すというのが大きなデメリットです。
あなたが行かない間に、同期は飲み会の恩恵を受け続けます。それでも構いませんか?私は嫌ですね。
結果的に言うと、飲み会に参加しなくても評価が下がるということは少ないでしょう。
しかし、他の同期の評価が上がれば同じ位置にいる自分の評価は相対的には下がります。それは仕方がないことです。
別に「飲み会に参加しないと評価が下がる」のでも「飲み会に参加すれば評価が上がる」わけでもありません。
ただ「飲み会の恩恵を受けた結果、仕事の能力が上がり評価が上がる」人と、「恩恵を受けず、評価が変わらない」人との差が出ているだけなんです。
ここは勘違いしないようにしましょう。
考えた結果、どうしても利点がないと思えば行かなくてもいい
ここまでの説明で、少しも利点を感じなかった場合は、行かなくてもいいでしょう。
私は「新人が必ず飲み会に参加すべき」とは思いません。ただ参加しない人は「もったいないな」とは思います。
新人は何も出来ませんし、何も知りません。それは変わらない事実です。入社したばかりなので、当然です。
なら、せっかくいろんなことを知る機会があるんです。利用してみませんか?せっかくのチャンス、逃すなんてもったいないですよ。
これから新入社員として入社する方、期待半分・不安半分の人が多いでしょう。そんな人のために、「社会人としての心構え」として、意識してほしいことを話します。[estimated_reading_time]骨を埋めるなど思わなくて[…]