両親が信仰している宗教を子供に強要してよいのか?そんな疑問を抱いたことはありませんか?
中には、 「病院に行かせない」「人身御供(ヒトミゴクウ)にされる」など、明らかに身体的虐待を行っているケースもありますが、
そうでないケースでも、 信仰を押し付けることが問題ではないか?という話です。
考えをまとめてみました。
この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。
明らかに身体的虐待を受けるケース
「人身御供にされる」ようなケースは稀ですので、 ここでは置いておきます。
しかし、 よくあるのが「病院に行かせない」などの先進的治療を受けさせないケースです。
これは宗教以外の思想でもあるのですが、 私は立派な身体的虐待だと思っています。
「○○を食べてはいけない」等も同様です。子供の身体に何かしらの影響がある物事を強要するのは、 立派な虐待だと私は考えています。
どこまでが影響するものであって、 また強要になるのか、線引きが難しいのは確かですが…。
身体的に害がないケース
「クリスマスなどの行事に参加できない」や 「恋愛禁止」といった厳しいものもあります。
私が衝撃を受けた漫画があります。
よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子供の話です pic.twitter.com/TEelqZ1AUf
— いしいさや@ヤンマガサード連載中 (@ishii_saya) 2017年3月1日
この内容は、本当に胸糞悪いです。
もちろん宗教が悪とは言いませんし、 あくまでも自分の理想や目指すべきところを、 良いと思って子供にも勧めるのです。
しかし私はどっちにしろ、 「強要すること」が悪だと思っています。そして親子関係がある以上、 「躾」との線引きが課題にもなります。
大々的に問題になっていないケース
前述しているものは、 一般的な家庭では少ないですよね。私が特に問題だと思っているのは、 もう少し違ったケースです。
いわゆる冠婚葬祭やクリスマス、 初詣などの行事、神棚や仏壇、墓などに関わることです。繰り返しますが、 自分の信じる道を持ち「信仰すること」は問題ではありません。
しかし、 この自分の信仰を「常識」だと思っている人が問題なんです。自分の思う「常識」を当たり前のように子供に強要する。
こういったケース、前述した漫画と本質的には同じだと思っています。
子供は親の所有物でもペットでもない
自分の思想というものは、 子供の頃の環境に大きく影響されます。
私は、 たまたま「人の言うことを信用しない子供」でした。 (可愛げがない子だったかと・・・)
何かを教えてもらった際は、 自分で一度考える癖がありました。ですので、 みんなが当たり前に行っていることに疑問を持つのが早かったのです。
周りの子供は 当たり前のように大人の言うことを聞いていました。それが不思議でしたし、 もどかしかったのを覚えています。
子供というのは、 洗脳されやすい生き物です。 その子供に自分の思想を強要し、 考えを固めてしまうことは悪だと考えています。
みなさんも、ただの「躾」だと思ってしていることが、「洗脳」になっていないかをもう一度考えてみましょう。
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