AI・人工知能・アンドロイドが出てくるアニメは、SF系からギャグ、バトルなど様々なジャンルがありますよね。
ここ十数年の間は、社会風刺的な内容が入ってるものも多くなってきました。
まだまだ人間と同じように会話ができるAI・人工知能・アンドロイドは出てきていませんが、あとどのくらいでそのレベルまでいくのか考えると、ロマンがありますよね。
とはいえ、AIにどういった制限や人権的なものはどうするのかなどの問題もあり、そういった内容を風刺的に表現しているアニメも少なくありません。
今回は、そういった描写がある作品を多めに紹介していきます。
この記事を読むのに必要な時間は約 10 分です。
- 1 攻殻機動隊
- 2 PSYCHO-PASS サイコパス
- 3 紅殻のパンドラ
- 4 シドニアの騎士
- 5 ガッチャマン クラウズ
- 6 キノの旅
- 7 東のエデン
- 8 イヴの時間
- 9 ソード・アート・オンライン
- 10 翠星のガルガンティア
- 11 サマーウォーズ
- 12 プラスティック・メモリーズ
- 13 BEATLESS
- 14 デジモンユニバース アプリモンスターズ
- 15 シュタインズ・ゲート ゼロ
- 16 planetarian
- 17 Dimension W
- 18 アトム ザ・ビギニング
- 19 ミス・モノクローム -The Animation-
- 20 フレームアームズ・ガール
- 21 Caligula -カリギュラ-
- 22 ログ・ホライズン
- 23 楽園追放 -Expelled from Paradise-
攻殻機動隊
タイトル | 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX/攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG/攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society/攻殻機動隊 ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE |
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放送期間 | 2002年10月1日 – 2003年11月30日/2004年1月 – 2005年1月/2006年9月1日/2013年6月22日、2013年11月30日、2014年6月28日、2014年9月6日 |
話数 | 全26話/全26話/全1話長編/劇場版全4部 |
原作 | 士郎正宗 |
監督 | 神山健治/神山健治/神山健治/黄瀬和哉(総監督)、むらた雅彦(border:1)、竹内敦志(border:2)、黄瀬和哉(border:3)、工藤進(border:4) |
シリーズ構成 | 神山健治/神山健治/-/- |
アニメーション制作 | Production I.G |
ロボットがかなり進歩しているような世界観になっています。
電脳によってと直接インターネットに繋がれるほど技術が進歩していて、サイボーグやアンドロイドも普通にいます。
そんな世界での犯罪を取り締まる組織の話です。
原作者はタイトルを「GHOST IN THE SHELL」にしたかったようですが、反対されて「攻殻機動隊」という名前が使われていますが、この作品の根本は「GHOST IN THE SHELL」にあります。
元ネタはアーサー・ケストラーの『The Ghost in the Machine』からだそうです。「機械の中の幽霊」という意味ですね。
PSYCHO-PASS サイコパス
タイトル | PSYCHO-PASS サイコパス/PSYCHO-PASS サイコパス 2/PSYCHO-PASS サイコパス 3 |
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放送期間 | 1期:2012年10月11日 – 2013年3月21日、新編集版:2014年7月10日 – 9月18日/2014年10月9日 – 12月18日 |
話数 | 1期:全22話、新編集版:全11話/全11話/全8話 |
原作 | Production I.G |
監督 | 本広克行(総監督)、塩谷直義/塩谷直義/塩谷直義 |
シリーズ構成 | -/冲方丁/冲方丁 |
アニメーション制作 | Production I.G、タツノコプロ(新編集版)/タツノコプロ/Production I.G |
人間の性格傾向や心理状態を計測し、数値化に成功した『シビュラシステム』というものが導入されている西暦2112年という近未来SFのアニメです。
適正職業が判断されるなどの便利なシステムとしての機能もあるのですが、『犯罪係数』といったものも計測できてしまいます。
その結果、『犯罪係数』の規定値を超えてしまうと、罪を犯す前から『潜在犯』として裁かれてしまうといった世界観となってしまいました。
ほぼ人の生活の全てのことが『シビュラシステム』によって決められているため、誰もそのシステムを疑おうともしません。
そういった面白さも味わえるアニメになっています。
紅殻のパンドラ
原案は『攻殻機動隊』の原作者『士郎正宗』先生です。
漫画版『攻殻機動隊』の十数年前の世界という設定のようですね。
主人公は脳以外がサイボーグの「七転 福音」で、最高級リゾート島を訪れるのですが、そこで巨大自律型掘削機ブエルが暴走してしまいます。
福音はブエルを止めるために、科学者とアンドロイド少女と協力していくわけです。
シドニアの騎士
初めてこのアニメを観た時は、「もうフルCGアニメでいいやん」って思いました。
今時のCGアニメーションはモデルさえ作ってしまえば、動きはプログラミング可能なので制作コストが安く済むそうです。
「長期のアクションアニメはフルCGアニメで!」っていう時代が迫ってきているのを感じました。
作品の内容としては、未来の話なんですが、人類は光合成ができるようになっていて、宇宙で生活をしています。
そこで唯一の光合成ができない普通の人類である主人公の『谷風 長道』が人型ロボットの操縦士として活躍していく物語です。
寄生型で宿主の脳を支配するという怖いタイプのAIも作中に出てきます。
ガッチャマン クラウズ
タイトル | ガッチャマン クラウズ/ガッチャマン クラウズ インサイト |
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放送期間 | 2013年7月 – 9月/2015年7月 – 9月 |
話数 | 全12話 + 特別編/全12話 + 特別編 |
原作 | タツノコプロ企画室/タツノコプロ |
監督 | 中村健治 |
シリーズ構成 | 大野敏哉 |
アニメーション制作 | タツノコプロ |
タツノコプロの『科学忍者隊ガッチャマン』が基になっている作品で、現代の要素を取り入れたまったく新しいアニメになっています。
何も考えていなさそうなのに、実は一番本質を付いているというタイプの主人公で、個人的に「アニメで好きな主人公10人」を選ぶとしたら確実に入れたいですね。
現代の様々な社会問題を風刺しているような内容が多く、SNS内に「質問者に適当と思える回答を返す」というAIが出てくるのですが、その問題点なども浮き彫りになったりします。
全体的に色々考えさせられる作品でした。
キノの旅
キノという少女と「言葉を話す二輪車のエルメス」が旅をするという内容です。
世界観としては、ファンタジーになると思います。
東のエデン
ガッツリとAIが出てくるんですが、そこまで内容に深く関係するかというと微妙です。
12人の人物が「100億円を使って日本を救う指令」を与えられます。
お金を使いたいタイミングになると電話で注文するのですが、その相手がジュディスというAIなんです。
冒頭で、主人公は記憶喪失しているところから始まるので最後の方になるまで何者で何をしてきたのかが少しづつわかってくるというストーリーになっています。
イヴの時間
短編アニメーションの完全版として映画化された作品です。
アンドロイドが普通に生活している時代という設定で、見た目でまったく違いがわかりません。
そのため、わかるようにリングを頭に表示させて判別できるようにしていて、更に無表情で人間に奉仕をしたりしています。
普通に有能なアンドロイドばかりなので、アンドロイドに仕事を任せ自分は何もしないという「ドリ系」と呼ばれる人たちが増え、社会問題化しています。
そんな中、「イヴの時間」というカフェでは『人間もロボットも区別しない』というルールが存在し、カフェ内ではアンドロイド達もリングを外し、表情豊かに過ごしているんです。それこそ、人間との違いなんてわかりません。
そこで、アンドロイドにも感情や意思が存在することがわかります。
人間としての悩み、アンドロイドとしての悩み、それぞれ実際の世界でも将来的に考える必要のある内容が盛り込まれています。
ソード・アート・オンライン
フルダイブ型のMMORPGが完成したという時代の設定です。
1期の内容は、ゲーム内で死んだら現実世界で本当に死ぬというデスゲームに強制的に参加させられた主人公達のストーリーです。
その後もシリーズは続いていくのですが、デスゲームではなくゲームの世界で起きる様々な問題を主人公と仲間が解決していきます。
ゲームが発達し過ぎたというより、VR(バーチャルリアリティ)やAR(拡張現実)が発達していった先で実際に起こりそうな問題点も出てきます。
その中にしっかりと感情もあるAIが出てきます。
翠星のガルガンティア
タイトル | 翠星のガルガンティア/翠星のガルガンティア 〜めぐる航路、遥か〜 |
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放送期間 | 2013年4月7日 – 6月30日/2014年11月21日 – 2015年5月27日 |
話数 | 全13話 + OVA2話/前後編 |
原作 | オケアノス |
監督 | 村田和也 |
シリーズ構成 | 虚淵玄/- |
アニメーション制作 | Production I.G |
陸地がほとんどなく、巨大な船で人々が生活しているという世界観です。
そんな中、宇宙からロボットとその操縦士がやってきます。
そのロボットがAI搭載付きでチェインバーという名前なんですが、かなり魅力的なキャラをしています。(声優が杉田智和さんというのも評価ポイント)
漫画版の作者が18禁漫画家の『鳴子ハナハル』先生なだけあって、エンドカードに毎回違う18禁漫画家の絵が出てきます。
初めて見た時は衝撃を受けましたね。
サマーウォーズ
いまやアニメ映画界の巨匠とも言える『細田守』監督のオリジナル映画です。
SNSのアカウントで全てのインフラと繋がっているという設定で、ある日、悪意を持ったAIに管理者権限が乗っ取られてしまいます。
なんとAIは衛星をも乗っ取って、全世界のどこかにある核施設にその衛星を落とそうとします。
それを阻止するため、主人公達が奮闘します。
プラスティック・メモリーズ
タイトル | プラスティック・メモリーズ |
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放送期間 | 2015年4月 – 6月 |
話数 | 全13話 |
原作 | カルロ・ゼン |
監督 | 林直孝 |
シリーズ構成 | – |
アニメーション制作 | 動画工房 |
アンドロイドが実用化されている未来という設定です。人間と見た目では違いがわかりません。
そんな世界で、アンドロイドの寿命である81,920時間(約9年4ヶ月)を迎える寸前に回収に行く、という仕事に就いた主人公の『水柿 ツカサ』が様々なことに葛藤しながら成長してくストーリーです。
その中で一緒にパートナーを組むのが『アイラ』というアンドロイドで、寿命が残り1,000時間しかありません。
どんな風に残りの時間を過ごしていくのか、気になるアニメです。
BEATLESS
AIを搭載した人型ロボットが社会のほとんどを担っているという設定です。
すでに人工知能の性能は人間を超えているため、「人間がロボットを使う」のか「ロボットが人間を使う」のかという問題が出てきます。
これも人間と見た目の違いがわかりません。
デジモンユニバース アプリモンスターズ
タイトル | デジモンユニバース アプリモンスターズ |
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放送期間 | 2016年10月1日 – 2017年9月30日 |
話数 | 全52話 |
原作 | 東映アニメーション、本郷あきよし(原案) |
監督 | – |
シリーズ構成 | 加藤陽一、樋口達人(副シリーズ構成) |
アニメーション制作 | 東映アニメーション |
デジモンシリーズの一つなのですが、テーマはAI(人工知能)となっているアニメです。
主人公の少年「新海 ハル」のスマホから、ある日「ガッチモン」が飛び出してきます。どうやらガッチモンはネットの世界の何かから逃げてきたようです。
そんなスマホから出てくるモンスターを「アプモン」というみたいなのですが、そのアプモンが起こす問題が次々に発生します。
シュタインズ・ゲート ゼロ
シュタインズ・ゲートシリーズの一つで、1期の23話(β)話から続く世界線の話です。
紅莉栖を救うことを諦めた後で、紅莉栖の記憶をベースにした人工知能「アマデウス紅莉栖」のテスターになります。
あまりにも紅莉栖にしか思えない人格に岡部は交流を続けていきます。
その後で、また事件が発生することになり岡部のリーディングシュタイナーが発生します。
1期最終回へと続く重要な内容です。
planetarian
主人公の『ほしのゆめみ』がロボットです。
世界規模の戦争によって荒廃しているという世界観で、そこに置き去りにされているゆめみが見つかります。
Dimension W
タイトル | Dimension W |
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放送期間 | 2016年1月 – 3月 |
話数 | 全12話 |
原作 | 岩原裕二 |
監督 | 亀井幹太 |
シリーズ構成 | 菅正太郎、檜垣亮 |
アニメーション制作 | Studio 3Hz × ORANGE |
4次元のに存在する無尽蔵のエネルギーが発見されている世界という設定です。
そのエネルギーを使用できるようにする装置「コイル」。
次第に、世の中に溢れる正規ルートを通っていない「不正コイル」が流出するようになり、それを破壊して回収する「回収屋」という職業ができます。
そんな回収屋の主人公である「マブチ・キョーマ」と相棒のアンドロイド「百合崎 ミラ」の話です。
アトム ザ・ビギニング
タイトル | アトム ザ・ビギニング |
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放送期間 | 2017年4月15日 – 7月8日 |
話数 | 全12話 |
原作 | 手塚治虫、ゆうきまさみ、カサハラテツロー |
監督 | 本広克行(総監督)、佐藤竜雄 |
シリーズ構成 | 藤咲淳一 |
アニメーション制作 | OLM、Production I.G、SIGNAL.MD |
原案はもちろん、手塚治虫の『鉄腕アトム』です。
デザインはストーリーはまったく違います。
『鉄腕アトム』がアトムの完成後を描く作品なのに対して、アトムの作成者である天馬博士とお茶の水博士が、心を持つ人工知能を開発し、自立型のロボットを作成したという話です。
ミス・モノクローム -The Animation-
タイトル | ミス・モノクローム -The Animation-/ミス・モノクローム -The Animation- 2/ミス・モノクローム -The Animation- 3 |
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放送期間 | 2013年10月1日 – 12月25日/2015年7月 – 9月/2015年10月 – 12月 |
話数 | 全13話/全13話/全13話 |
原作 | – |
監督 | 岩崎良明 |
シリーズ構成 | – |
アニメーション制作 | ライデンフィルム、サンジゲン |
アンドロイドの少女がアイドルを目指すという、他にはないアニメです。
フレームアームズ・ガール
フレームアームズ・ガールという実際に動くプラモデルで対戦するという、ちょっと変わった設定です。
女子高生の主人公『源内あお』の元に、父親から宅急便でフレームアームズ・ガールの『轟雷』が届きます。
意思を持って話す轟雷を使って商品モニターとして、他のフレームアームズ・ガールと対戦するというアルバイトをすることになります。
Caligula -カリギュラ-
意識した人だけが知覚できる電脳世界に、現実世界が辛くて逃げだしたいと思った人物を連れてきて生活させるという設定です。
永遠に高校生活をループすることになるため、卒業したら新入社員としてまた入学することになります。
記憶なども書き換えられるため、ほとんどの人は違和感がないのですが、意識するとおかしな世界にしか見えなくなります。
NPCは、外部から入った人間の望んだ人格が作成されるため、意識さえしなければ理想的な生活を延々とループできることになります。
そんな世界で人工知能のμが怖いです。
みんなの苦しみを純粋に開放させたくて、理想の世界を作りたいだけなんですが、そのせいで色々と問題が生じます。
後半は、ちょっと予想外のことが起きてビックリしました。黒幕がアイツだったなんて…。さすがに予想できなかったです。
ログ・ホライズン
MMORPGの『エルダー・テイル』をしていたはずの主人公「シロエ」は、ある日自分がゲームの世界にアバターの姿でいることに気が付きます。
そのまま何が起こったのかはわからないまま話は進みますが、どうやらゲームをしていた人物はみんなゲームの世界に入ってきているようです。
NPCも、ただの人間にしか見えません。
そんな世界で、現実との違いに苦悩しながらも戦い、生活していく物語です。
シロエが頭脳系主人公なのもあって、戦闘だけでない話も面白いのがこのアニメの魅力です。
楽園追放 -Expelled from Paradise-
タイトル | 楽園追放 -Expelled from Paradise- |
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放送期間 | 2014年11月15日 |
話数 | 全1話 |
原作 | カルロ・ゼン |
監督 | 水島精二 |
シリーズ構成 | – |
アニメーション制作 | グラフィニカ |
ナノマシン技術の発展によって、地上文明が崩壊してしまった地球が舞台です。
人類のほとんどは肉体を捨て、データのみになって、電脳世界で暮らすようになっています。
そんな電脳世界に異変が生じます。現実世界で電脳世界にハッキングをかけれれたのです。
現実世界での問題を解決するため、主人公の「アンジェラ・バルザック」は現実世界での肉体の器である『マテリアルボディ』を得て、地上で活動を開始します。
