仕事・恋愛・友人で悩んでる人、多いと思います。そしてどのケースも人間関係が重要なポイントではないかと思います。
人間関係には、 実は色んなところで心理学テクニックが働いているんです。実際に広告や営業のテクニックにも頻繁に使われています。
ひとくちに心理学といってもいろいろ種類がありますので、 今回はその中でも実際に日常生活よく使われていて、 目にすることが多い心理学テクニックの一部を紹介します。
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アッシュの同調実験
アッシュの同調実験とは、 7人の大学生に、基準となるカードに描かれた線と同じ長さの線のカードを、 3枚のカードの中から選んでもらう実験のことです。
まず事前に1人だけで回答させると100%の正当率でした。
ですが、 7人での実験で内5人のサクラに誤った回答をさせると、 残りの2人の正答率が65%にまで下がったのです。
この結果、非常に面白いですよね。1人で答えると簡単に答えがわかる問題なのにも関わらず、 何故か多数派の誤った回答に少数派の正しい回答が流されているんです。
この実験から、 「人間は集団の同調圧力に簡単に負けてしまう」といったことがわかります。
私は同調圧力というものが理解できません。何故、自分の考えが少数派だからといって、 多数派に負けないといけないのでしょうか。
日本では、 自分は無宗教だと思っていながら、神棚を大事にしたり、 お葬式をあげたりとしていますよね。
日々の生活は自分に必要だと思うもので構成されていて問題ないのですが、 神様への信仰を持っていない人まで「みんながしているから」 といった理由でこれらの儀式を行っていることが納得いきません。
思考停止状態・・・と言えるのではないでしょうか。
思考停止になり、 人に流されているだけの人生は本当に危険なことだと思っているので、 自分の信念は持っておいた方がいいと思います。
バーナム効果
名前の由来は、 興行師のバーナム氏が 「誰にでも当てはまる要点というものがある」と言ったことから来ています。
有名な例を出すと、占いですね。
「悩みがあるようですね。」と言われた場合、 悩みがある方は、「すごい!どうしてわかったの?私のことわかってくれてる!」 といった印象を持ちます。
でも実は、人というのは何かしらの悩みを抱えています。しかも、 わざわざ有料で占いに行くような人は、悩みを抱えているケースがほとんどでしょう。
この効果は、 出来るだけ「その人にしか当てはまらないようなこと」を言うことで効果が跳ね上がります。
セルフ・ハンディキャッピング
セルフ・ハンディキャッピングは名前から想像できると思いますが、 「自分のハンディを相手にさらすことで、ハードルを下げる」というテクニックです。
失敗したときに予防線を張るということですね。
学生時代によく聞いた言葉の中で、 テスト直前の会話にこんなことがありませんでしたか。
「全然勉強してないわぁ~」・・・ よく聞きますよね?それがセルフ・ハンディキャッピングです。
「勉強してなかったから、点数が低くても仕方ない」 といった印象を相手に与えたいんですね。
このテクニックは、 「謙虚」な人が好かれる日本人には、よく見られるんだと思います。
しかし「謙虚」さが好かれる世の中ですが、私は苦手ですけどね。 自信を持って生活していきたいものです。
希少性の原理
これは、非常にわかりやすいですが、 買い物をしていると「期間限定」、「〇〇店限定」など見たことがありますよね。
これは手に入りにくい物の価値が上がる「希少性の原理」を応用しているんです。
この原理は非常に有名ですが、よく使われます。 それだけ効果が高いです。
私自身も、そこまで「限定」に引かれるわけではありませんが、 2択で迷った時には、どちらかが「限定品」であれば、そちらを選びます。
日常生活で使える心理学は多い
その他にも日常生活で使える心理学というのは、意外と多いです。
上手く使えば、日常生活がより便利に生きやすくなることでしょう。