Youtubeの再生単価が激減で0.01円になった話はガセ情報

先日、【悲報】Youtubeの再生単価が激減…1再生0.01円にという記事が話題になりました。

私もタイトルに釣られて見てみましたが、はっきり言って酷いガセ情報でした。

そして、それを嬉々として拡散するやからまで出る始末です。

はっきり言いましょう。「動画観てから言え」と。

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。

「8000万再生あるのに月収50万~90万」のソースがおかしい

もうね。ツッコミどころが多過ぎです。

何故なら、ソース元が日本一登録者数の多いYoutuberである「はじめしゃちょー(hajime)」の動画内での発言です。

動画を観たくない人のために簡単に説明すると、動画内で「法人化していて、その月収は50万円とかそれくらい」といった趣旨の内容を話していたんです。

これを見て、「はじめしゃちょーの月間再生数は8000万再生で、月収80万円と仮定すると、80,000÷80,000,000だから、再生単価は0.01円だな!」と考えたわけです。

もうね。アホかと。

Googleからの報酬と、はじめしゃちょーの月収はイコールではない

仮に、はじめしゃちょーが単価0.01円だとして80万円が振り込まれたとします。

でも、経費とか諸々かかるよね。それを引いて80万円が手元に残るわけがありません?

会社員で例えば売上を上げたとして、その売上分が月収になりますか?

違いますよね。そこから経費やら税金やらがあって、最終的な振込額になるわけです。

更に、はじめしゃちょーの場合は、Googleからの報酬以外にも企業からの案件があります。

それが、結構な報酬であると予想されますので、それも含めると月にはじめしゃちょーの法人に入ってくる収入というのは、莫大な金額になることでしょう。

しかし、「それなら、再生単価はもっと低いのか」と思うかもしれませんが、本質はそこではありません。

言いたいことは、Googleからの報酬と、はじめしゃちょーの月収はイコールではないという点です。

ソース元の信憑性の無さを指摘しています。

そもそも代表取締役の報酬なんて自由に決められる

動画内でも話していますが、あえて月収を抑えていることがわかります。

はじめしゃちょー自体、そこまで派手にお金を使うわけではありません。

服やカードゲームにはお金をかけているでしょうが、それ以外に大きく使っているとしたら動画に関連するような物くらいです。

しかし、それは月収とは別にしているでしょう。家賃も月収に含んでいないと思われます。

仮に含んでいたとしても、動画内で話している額は振込額のことでしょうから、家賃や携帯代などの生活費類も抜いた額でしょう。

それを考えると、自由に使える額が50万円もあるのですから、それで充分と考え、それくらいに抑えているのでしょう。

そう考えると、当然に法人として入ってくる額はそれの3倍以上あると考えるのが自然です。もっと多くても不自然ではありません。

そもそもYoutubeの再生単価は一律じゃない

Youtubeの報酬の仕組みを知らない人は、再生単価が一律だと思っているかもしれませんが、それは違います。

明確な違いは公表されていませんが、チャンネル登録者数や広告の種類によって違います。

具体的な金額はわかりませんが、「スキップ可能な広告はスキップされなければ0.1円だけど、スキップされたら0円」や、広告の秒数によっても違います。

それに、HIKAKIN(ヒカキン)も以前に発言していましたが、チャンネル登録者数も関係があるようです。

実際に再生単価が下がったかどうかはわからない

ここまで、ソース元がおかしいという理由で反論していますが、再生単価が下がったかどうかについては、正直わかりません。

私が許せないのは、ソース元も根拠も何もかもおかしいのに、それを拡散してしまったことです。

本当にYoutuberが再生単価を公表して、それを元に拡散するのは問題ないんですけどね。

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