日本人は英語が苦手?実は世界的には英語ができると思われている

日本人の皆さん、英語は得意ですか?私は苦手です。

でも、これって何故なのか考えたことはありますか?

実は、英語ができないと勘違いしていることも多く、実際には「日本人は英語ができる」と思われることも少なくありません。

では、何故日本人自体が「英語は苦手」と思ってしまうのでしょうか。

その理由について、考察しました。

この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。

日本人が英語で話すことを苦手とする最大の理由

結論から申し上げますと、日本人が英語で喋ることができない最大の理由は「喋らないから」です。

何言ってんだコイツ

と思ったかもしれませんが、これが真実です。

詳しく解説していきます。

日本人のアルファベット識字率は英語圏外ではトップクラス

まず大前提として、日本の義務教育は世界でもトップクラスです。

その中に英語が含まれていることはもちろん知っていますよね。

日本人でアルファベットが書けない・読めない人はどのくらいいると思いますか?

データを見るまでもなく、ほぼ0%に近いことはわかりますよね。

これだけで、世界では英語を喋ることにおいてアドバンテージがあります。

更に、義務教育課程では文法も学ぶわけです。

「中学レベルの英語がマスターできていれば充分」という説もあるくらいです。

もちろん、それは本当の意味(リスニングも含めて)で完全にマスターした場合の話だとは思いますが…。

何にせよ、義務教育が完了した時点で既に土台は出来ているはずなんです。

日本人の完璧主義が邪魔をしている

社会に出る前からのことですが、日本人は完成形でないと人前に出せないという思いが強いのです。

でも、よく考えてみてください。

もし、あなたが子供のときに「大人のように日本語が喋れないなら、喋らない」という風になっていたら、今頃どうなっていたでしょうか。

そうです。今でも日本語はろくに喋れていないでしょう。

そもそも、普通に育ってきて大人になった今でも「自分の日本語は完璧」と言えるでしょうか。

言えませんよね。でも、喋っています。それは単純な話で「喋る」ことを継続してきたからなんです。

海外旅行に行った時のエピソード

新婚旅行でギリシャに行った時の話です。

ギリシャの主要都市であるアテネからメテオラに鉄道で向かったのですが、ハリーポッターで出てくるような向かい合わせになる鉄道に乗りました。

その際に、ギリシャ人の40代くらいの女性と20歳くらいの女性と同席しました。

もちろん、この方たちの母国語はギリシャ語です。

そして、ここからが凄いのですが、ものすごくカタコトの英語で話しかけてくるんです。

20歳くらいの女性の方が少し英語が上手いようなのですが、二人はまったくの他人です。

にもかかわらず、40代の女性はカタコトの英語で私たちに話かけてきてたんです。

所々言い回しがわからない英語を、20歳くらいの女性に聞いたりしていました。

その時に「あぁ。ここが違うんだな。」と思いました。

以前にテレビで、二階堂ふみが英語を流暢に喋っているのを見ました。

どうやって流暢に話すようになったのかを紹介していたのですが、バーなどに行ってとにかく色んな人に話しかけていました。

そこでもよく聞き取れない単語があれば何度も聞き直していました。

これが、ほとんどの日本人にはできないんです。

教育レベルの高さと質はちょっとだけ違う

日本の義務教育レベルの高さを始めに出しましたが、だからといって日本の英語学習が今のままでいいとは思っていません。

何故なら、「厳しすぎる」からです。

ちょっとした言い回しが違うくらいで細かく指摘されちゃ英語が苦手になっても仕方ないですよ。

もっと、話すことを前提に置いて教育してほしいものです。

文法も大事だとは思いますが、どこまでいっても只の「お勉強」であって「学習」ではないんですね。

英語と日本語が違いすぎる

そもそも、日本語自体が英語習得の邪魔をしています。

言語には似ている地域には、似ている文法や発音が存在します。

ドイツ語などは英語と近いですし、フランス語とスペイン語は近かったりします。

しかし、日本語は英語とまったく違った文法・発音なのです。

カタカナ英語

まず、その一つがカタカナです。

たとえば、「light」と「right」ですがカタカナで表記すると、どちらもライトになります。

しかし、実際の発音はそんな表記じゃ表せません。

文法

たとえば食卓を囲んでいる時に、醤油の近くにいる人に向かって日本語で「醤油」と言えば、状況をふまえた上で醤油を取ってくれる人が多いでしょう。

しかし、これが英語であれば話は別です。

まず、醤油を複数形かどうか判断する必要があります。

これを熱心に教えているのが日本の教育です。

正直、これで話せるようになるとは思えません。

本気で勉強しないとかなり難しい

あるデータでは、日本人が英語をマスターするには2,000時間が必要とのことです。

税理士試験がおおよそ2,500時間と言われていますので、かなり難しいことがわかるでしょう。

諦めるのも手ではある

正直、英語ができた方が便利なのは間違いないです。

ただ、英語が話せないからといって、本当に困るとも思えません。(大企業に勤めている人は別)

私は簡単な英語であれば聞き取れますし、わからなくても今は翻訳機が優れています。

今後の翻訳機の成長を考えると、無理をしなくても問題ないかと思っています。

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