据え置き型食器洗い乾燥機レビュー。
旦那のたっての希望で我が家にも据え置き型食器洗い乾燥機、いわゆる食洗機を迎えることになりました。
食洗機…うーん。
手洗いで充分じゃない?本当に汚れは落ちるの?電気代、どうなるんだろう?邪魔にならない?
使い始めるまで、心配事はたくさん!!ありました。
そして実際に使い始めてみると…?
今回は、据え置き型食器洗い乾燥機、パナソニックNP-TZ100を使ってみた35歳共働き主婦の率直レビューをお送りします。
この記事を読むのに必要な時間は約 22 分です。
- 1 どの食洗機にする?
- 2 パナソニックNP-TZ100って、賃貸にも置けるの?
- 3 食洗機の設置、置けるか迷ってる方は設置確認シートを取りに行って!
- 4 据え置き型食洗機ってスペースさえあればどんな場所にも置けるの?
- 5 分岐水栓についての問い合わせ先
- 6 パナソニックNP-TZ100 実際に置いてみた印象は?
- 7 パナソニックNP-TZ100、一度にどのくらい洗えるの?カタログ通りに使える?
- 8 パナソニックNP-TZ100、汚れの取れ具合は?
- 9 パナソニックNP-TZ100で予洗いありの場合
- 10 パナソニックNP-TZ100で予洗いなしの場合
- 11 パナソニックNP-TZ100 使い勝手や乾燥仕上がり、ここが気になる!
- 12 食洗機ってどんな洗剤でも使えるの?
- 13 パナソニックNP-TZ100、気になる水道代、電気代は?
- 14 パナソニックNP-TZ100、どんなお手入れが必要?
- 15 パナソニックNP-TZ100 臭いが気にならないのはナノイーのおかげ?
- 16 据え置き型食洗機、置くメリット、デメリットって何がある?
- 17 パナソニックNP-TZ100の導入 結局どれくらい家事の負担が減るのか?
どの食洗機にする?
実物を見た結果、パナソニックNP-TZ100、一択!
家電量販店に食洗機を見に行って、まず感じた率直な感想。
食洗機ってデカイ…そして…高い…。
果たして我が家に迎え入れることができるんだろうか。
並んでいる商品の中で比較的コンパクトでお値段も抑えたタイプでは、一度に入れられる食器量が非常に少なく、また内部の作りが安っぽい。
これは本当に強く感じました。値段の割にコスパ悪そう。どうしてもそう思ってしまう作りです。
しかしその中でパッと目を引いたのが、パナソニックのNP-TZ100!!
デザインスッキリ!スタイリッシュで、容量も充分。安っぽさもありません。
すぐにこれが良い!!と思いました。…むしろ他のはあんまりほしくない。
しかし当時の販売価格、10万円ほど。うーん、高い…
そして本体の大きさ。とんでもなく大きく見えます…。
これ、立派な分譲マンションや一軒家とかじゃないと置けないんじゃ…?
パナソニックNP-TZ100って、賃貸にも置けるの?
これはどう考えても我が家には置けない。そんなスペースはない。
そう諦めかけていました。しかしここで諦めないのがうちの旦那。
お店に置かれていた、パナソニックNP-TZ100のカタログなどを持ち帰り早速計測!
結果は…
置ける!!!
我が家は1LDKのお世辞にも広いとは言えない賃貸物件。
シャーメゾンの賃貸なので、ちょっと普通の賃貸よりは広いかもしれませんが、ビックリする程の大きさではありません。
家電を置くスペースが充分にあるとは言えない大きさでしたが、キッチンスペース端っこに、流し側に向け横向きに設置すると置けると言うことがわかりました。
必要な設置スペースについて、カタログでは以下のように表示されています。
高さ | 65cm以上 |
---|---|
床免責 | 446.7cm×26.8cm以上 |
対象物との距離(蛇口や壁などとの距離) | 457cm以上 |
底面積については、設置足が付いているため、もし上記のサイズギリギリのスペースだと、シンクにせり出す形になります。
しかし公式でこの「設置足」さえ置ければ問題なしとなっているので、そう考えると本体の大きさよりもずいぶんコンパクトに設置が可能です。
台所がそれほど広くないから…と諦めている方、是非一度サイズを測ってみてください。
カタログなどの写真では、どれも前向きに置かれていて、周りのスペースもすっきりしてます。
端っこに横向きに置くのは、思っていた感じと違い、少し狭そうで、使いにくそうな雰囲気ですが、使いごごちはどうなるでしょうか?
心配ごとは色々ありましたが、据え置き型の見た目や仕様ではこのパナソニックNP-TZ100がピカイチ。
自分の中ではこれ一択でしたので、思い切って購入しました。
食洗機の設置、置けるか迷ってる方は設置確認シートを取りに行って!
実はパナソニックNP-TZ100には、「設置確認シート」という冊子がパナソニック公式で準備されています。
家電量販店の商品が実際に置いてあるあたりにカタログとともに置かれていることが多いのですが、これがとても便利!
カラーA3サイズの用紙をコンパクトに畳んだ冊子なのですが、オモテ面は商品説明や使ってみた感想などが載っています。
重要なのが裏面!
実寸大シートになっており、設置したいスペースに直接広げた冊子を当てて、置けるかどうかを確認することができます。
これのおかげでサイズを測ったりする手間が省けますし、何よりとてもわかりやすい!
ネットで商品を選んでいる人も、設置確認シートを取りに一度店舗に足を運んでみてはいかがでしょうか?
据え置き型食洗機ってスペースさえあればどんな場所にも置けるの?
ただ広い台所があれば食洗機はどこにでも置けるのか?というと、そうではありません。
食洗機は水を使いますよね。となると、もちろん、水道と繋げないといけません。
我が家では、通常の蛇口の横に、このような食洗機用の水道口がありました。
そしてここにパナソニックNP-TZ100を繋げるには…
取付には何が必要?
実際、取付をするのに必要な物はあるのか気になりますよね。
ホースは最初から付属されているので、問題ありません。
問題は、分岐水栓です。
我が家では、備え付けの水栓があったため単純に取り付けられると思っていたのですが、実際はジョイント部の部品が必要だったので別で購入しました。
どういう手間がかかるか?
ホースの取付は、そこそこ単純です。
最終的に我が家で取り付けたら、こうなりました。
長い方の白いホースは、水栓に繋がっていて、シンクに降りているホースは排水ホースです。
自分で作業が必要?問い合わせ先は?
食洗機用の水栓がない場合は、通常の水栓を分解する必要があります。
自信がない場合は、素直に業者にお願いした方がよいでしょう。
食洗機用の水栓がある場合は、ジョイント部の購入が必要になると思いますので、型番によって異なる部品を購入しましょう。
分岐水栓についての問い合わせ先
パナソニックの公式ページで水栓の型番を入力すると、取付可能かが判断可能です。
パナソニックNP-TZ100 実際に置いてみた印象は?
ついに来ました食洗機!
やっぱりそれなりに重いものなので、配送業者の方に流し横まで運んでもらいました。
重いので業者に頼もう
余談ですが、一人で運んでくれたこの業者の方、人の良さそうなおじさんでしたが、食洗機が重すぎたのかとんでもない苦悩の表情…。
そうか、そんなに重いのか…と大変さが伝わりました。
自分で運ぶことも不可能ではないと思いますが、力に自信のない方は、ぜひ設置場所まで運んでもらえるように段取りしてください。
設置時の印象
話は戻りますが、設置してみた印象。
どうしても台所の作業スペースは一気に減りますので、狭くは感じます。
特に、ドアを開けたときは流し側にドアがせり出す形なので、入れる前の洗い物を置く場所を工夫して、ぶつからないようにする必要はありますね。これは慣れの問題かと思います。
ただデザインが本当にスッキリしており、タッチパネル型のため前面が究極にフラットです。余計な出っ張りなどがないため、煩わしさは思っていたほど感じません。
あとはシンクや台所スペースの色合いとの調和でしょうか。商品自体はホワイトとシルバーが準備されています。
我が家はシンクや作業台全体がステンレスなので、シルバーを選びました。
なるべく台所周りの色合いと合わせると、圧迫感も軽減されると思います。
お店で見たときはおっきいな〜と思いましたが、設置してみると意外に馴染む。スタイリッシュなデザインのおかげじゃないでしょうか。
パナソニックNP-TZ100、一度にどのくらい洗えるの?カタログ通りに使える?
ここからは、実際の使用感をご紹介します。公式カタログには収納例が載っています。
朝、昼、晩の、お皿やコップなどそれぞれ4つずつを入れている写真ですね。
つまり4人家族の1日分の食器を一度に洗えるということです。うーん…とんでもなくキレイに隙間なく並べられている…。
いやいや、正直実際に使ってみるとこんなにうまくはいきません!!笑
…そもそも食器って家族全員こんなに綺麗に同じ形で揃ってないですよね?!
食器が人数分、全て形を揃えて準備されているなんて、テレビドラマの中だけなんじゃ…?!
収納例を見て動揺を隠せませんでしたが、どちらにせよ、使う食器も子供と大人で違うと思いますし、食事のタイミングや内容が違うと同じ形の食器ばかりではなくなります。
コップもいろんな形があり、お弁当箱も入れたいし、タッパーも入れたい。その他にもおたまやお鍋、鍋蓋などなど…。
とにかくこんなに綺麗に並べて入れることは実質不可能なので、一度に洗える量はカタログに載っているものよりずっと少ないと考えた方が無難かと思います。
また、下段上部にファンが付いており、ここに当たる可能性が高いので、か大きい鍋やフライパン、ボールなど、背の高いものはそもそも入れるのが難しいです。
ですので、「1日1回の運転で全ての洗い物を済ませることができる」という感覚では購入しないようにしましょう。
そんなに入らない!という観点で話を進めてきましたが、現在我が家は夫婦2人、通常の食事で使用した食器やお弁当箱、プラスアルファで使ったタッパーなどは問題なく一回で入りますのでご安心ください。
ただ、料理をした後のお鍋、ボウルなどのかさ張るものは、別洗いになる可能性はあります。
お子さんがいらっしゃるご家庭ですと、入れ方の工夫や運転の回数などを状況に合わせて変えていくと良いと思いますよ。
パナソニックNP-TZ100、汚れの取れ具合は?
手洗いをずっと続けてきた方からすると、ちゃんと汚れが落ちるか?が気になるポイントだと思います。
あまり汚れていないものからソースなどの色が付いてるもの、油汚れなどなど、色々ありますよね。
パナソニックNP-TZ100では、運転モードがレベル1〜5まで、5段階準備されています。
食器の汚れ具合で、レベルを調整して使えるようになっています。
それぞれの洗い上がりと使い心地を比べてみましたので、率直な感想を並べていきますね。
パナソニックNP-TZ100で予洗いありの場合
洗ったものは食事後のお皿やお箸、お弁当箱がメインです。
その他にも、レベル4以上で汚れのこびりついたお鍋、ガラス部分に曇りがずっと残っている鍋蓋も追加してみました。
使った洗浄剤は、エスケー石鹸 すっきり食器洗い機専用洗浄剤です。
小さじ1よりすこし少ない量を毎回投入しています。
予洗いのやり方は、洗剤やスポンジは使わず、流水で汚れを一旦流すだけにしました。
水で流せるくらいの大まかな汚れは落とした状態からのスタートです。
レベル1
特に汚れ残りは見当たらず。
しかし、お弁当箱のスッキリ感が少し足りない印象。もうちょっと洗い切りたい感じがします。
総合的にみると時間のたった油もの、食器の細かい部分は汚れが落ちづらいようですが、軽い汚れだけならこのレベルで充分ですね。
レベル2
正直レベル1とあまり大きな違いを感じることができませんでした。
もちろん基本的に全てキレイになっています。
お弁当に揚げ物を入れてたとか、庫内に詰め込む食器量が多いとかの理由があり、レベル1では少しだけ心配かな〜という場合に使用するのが良いかもしれません。
今後、あえてこのレベルを選ぶ機会は少ないような気がします。
レベル3
油汚れがベッタリついていたお皿もしっかりきれいになっています!
また、お弁当箱の洗い上がりもレベル1と比べるとずいぶんスッキリしました。これなら満足な仕上がりです。
全体的に汚れ落ちが良くスッキリ洗いあがっているので、レベル3が一番汎用性が高いように感じます。
基本はこのレベル3での運転でマルチに使いこなせそうです。
少し気になりだしたのが、運転音。
カタログなどには騒音の違いについては記述がないためもしかしたら気のせいかもしれませんが、このレベルになってくると洗っている間の運転音や水流音が若干大きい気が。
寝ている間や夜中の運転となると、すこし煩わしく感じるかもしれません。
レベル4
このレベルも、ひとつ下のレベルとの差がわかりにくい印象でした。
レベル4からお鍋と鍋蓋を追加してみたのですが、残念ながら、こびりついたお鍋内側の汚れは取れず。
たしかにこの汚れ、本当にこびりついているので…なかなか強敵なようです。
レベル5
もちろん最強コースなだけあって、汚れ落ちはとても良いです!
基本使いしているレベル3や手洗いを繰り返しても、ずっとガラス面に白い汚れ残りが続いていた鍋蓋でしたが、このレベルの運転でスッキリピカピカになりました!
レベル4で取れなかったお鍋内側の汚れは、ここでも完璧には取れなかったのですが、少し汚れの量が減っています。
洗剤量を多くしたり、運転を繰り返したりでキレイに仕上げることも可能かと思います。
また、このレベル5で、「庫内の洗浄」も可能とのこと。中身を空っぽにし、洗剤量を通常の2倍、入れるそうですよ。
ただこのレベル、洗う力が強いため運転音がさらに大きめです。
出来れば日中の運転をオススメしますよ。
パナソニックNP-TZ100で予洗いなしの場合
ソース、マヨネーズ、ごま油を塗ったお皿を、予洗いをせずパナソニックNP-TZ100で洗ってみました。
今回の実験では、汚れの放置時間はなしです。
まずは、取れないとは言わせないレベル5からやってみます。
すっきり!取れてます。やっぱり問題ないですね。
そして逆に、軽い汚れ専用のレベル1。両極端ですが、こちらでも取れるんでしょうか?
意外にもすっきり取れています!しかもピカピカです!
ということは、時間のあまりたっていない油汚れやソース汚れなどは、レベルを高くしなくても問題なく落ちるので、通常の食事後の食器をすぐ洗う場合、さっと予洗いをすればほぼレベル1でまかなえるみたいですね。
時間が経ってこびりついてしまった汚れは、もう少しレベルを上げて運転したほうが良いかと思われます。
どちらにせよ、全体的に汚れ落ちはとても良いので大満足です!
手洗いだと手に汚れがついてしまったり、汚れを落とすことに夢中になって手荒れをしてしまったりと、煩わしいことも多いですが、食洗機だとそのような心配はありません。
また、騒音面について少し記述しましたが、私が使った感想としては、一番強いレベルにしたとしても洗濯機のように周囲に音が響きそうなほどの大きな音や振動ではありませんでした。
寝るときにこの音が続くと少し煩わしいな〜と思う範囲です。
ですのでそこまで神経質になる必要はないかと思います。
パナソニックNP-TZ100 使い勝手や乾燥仕上がり、ここが気になる!
タッチパネルの使い勝手は?
数ある据え置き型食洗機の中でもスタイリッシュな見た目が特徴のパナソニックNP-TZ100。
フルフラットでシンプル表示のタッチパネルがとても便利で、ドアもワンタッチでオープンできます。
手が汚れていても濡れていても後で拭き取ればOK。
しかし、この自動ドアオープンがせっかちな私の気になるところ。
タッチする
↓
ピピッという反応音
↓
オープン
という流れなのですが、使っていると・・・そうです。オープンまでワンテンポ待ちがあります。
きっと自分でガチャンと開けるより早いし便利なのはわかるのですが、なんとなく気になるワンテンポの待ち・・・。
あと、たまに何かに引っかかって開かない事も笑
その場合は手動でこじ開けています笑
ワンテンポ遅いことは気になっているのですが、このフルフラットなタッチパネル、掃除はとってもしやすく優秀だと思います。
デザインで気になるのはここ!
デザインは全入体的にとても気にっています!
しかし可能かどうかは別として、希望が一つ。
本体がシルバーに対して排水ホースの色がよくある感じのホワイト(クリーム色)なのですが、ステンレスのシンクに繋げているためとっても目立ちます!
このホースの色も本体に合わせた色だったらさらに良し!ですね。
食洗機の乾燥ってなかなかスッキリ乾燥しないよね・・・
若かりしころ、実家にあったビルトインタイプの食洗機を使っている時から感じていました。
食洗機の乾燥はコツがいる!!!食器の並べ方や食器の形状によって乾燥具合がとても変わります。
特にマグカップをひっくり返したときの底!!水平になっているとほぼ100%の確率で水が溜まったままに・・・。
取り出すときに他の乾燥済みの食器に水をぶっかけてしまい、涙・・・。
こういうパターンが日常茶飯事だったのですが、あれから10年以上経って乾燥機能も進化したかな?と思いきや、最新の据え置き型食洗機でもやはり同じ事態は起こります。
きっとこれはパナソニックNP-TZ100であろうと他の食洗機であろうと変わらないのでしょう。
タッパー系は軽いものだと洗っているうちにひっくり返ってしまい、普通に上向きになっていて、立派な池状態になっている時なんかもあります。
もうこうなってしまったら仕方ないですね!そもそも軽いものをいれる方が悪い、ということで。
他の食器にかからないように細心の注意を払い水を捨て、すぐに食器棚にはなおせないので水切りマットに一旦避難。
もしくは、ナノイー送風で時間とともに乾燥されるので数時間庫内に保存しておく。
このワンクッションさえ置けば何も問題なしですが、どちらにせよ、スッキリ乾燥させるまでには多少の時間は必要なようですね。
手洗いしたものをそのまま水切りカゴで乾燥させる時間と比べると雲泥の差ですので、あまり気にせず臨機応変に対応すれば良いかと思います。
ちなみに我が家では、マグカップ乾燥問題の対策として、底に凹みがないフラットなマグに少しずつ買い替えています。笑
食洗機ってどんな洗剤でも使えるの?
食洗機を新しく導入する場合に、意外と気になるのが洗剤。
今は食器洗い用洗剤もいろんな種類が出ているので、こだわりを持って使っている方も多いと思います。
キュキュット、ジョイ、ママレモン、ヤシノミ洗剤、ウタマロ石鹸、液体石鹸や固形石鹸などなど…。
食洗機には、これらの食器洗い用洗剤は使えません。理由は、庫内が泡でいっぱいになってしまい故障の原因になるからです。
最近の食器洗い用洗剤って、とっても泡立ちが良いですもんね。
今までの洗剤が気に入ってたんだけど…
という方、まだ諦めないでください!
食洗機には、「食洗機用」と書かれた食器用洗剤を使わないといけないのですが、同じ商品で「食洗機用」が準備されていることもありますよ。
例えば、「キュキュット」「ジョイ」「ハッピーエレファント」など。
その他にも、各大手メーカーが食洗機用洗剤を出しているので、今お使いの洗剤と同じメーカーのものでまずは揃えてみる、というのも良いかと思います。
我が家の場合は、食器洗いにはなんの変哲もない液体石鹸を使用していたのですが、食洗機にすると、合成界面活性剤系の液体洗剤(ジョイやキュキュット、チャーミークリスタなど)を使うことになるのかな、と液体石鹸のナチュラル感を手放すことが悲しくなっていました。
しかしAmazonで色々調べてみると、
えー!食洗機用洗剤ってこんなに種類があるの?!
と驚き。ドラッグストアに売ってる有名商品だけじゃないんです。
食洗機用の粉石けんもありました!
などの自然派メーカーも食洗機用洗剤を出しています。
あとは環境に配慮した、「フロッシュ」「緑の魔女」などもラインナップ。
とりあえず使用感を口コミでチェックし、我が家で使い始めたのは、エスケー石鹸 すっきり食器洗い機専用洗浄剤。
過炭酸ナトリウムが主原料の、泡の立たない洗浄剤です。
酸素系漂白剤がメインなので、商品名の通り泡立たなくてもすっきり洗い上がります。
手洗いの場合はこういった洗浄力の強い洗浄剤は手肌に悪いため使えないのですが、食洗機だとなんでも来い!ですね。
強い洗剤を気にせず使えることも食洗機のメリットです。
各社が販売している洗剤の形状も、粉、液体、タブレットなど色々で、それぞれ成分も違っており、汚れ落ちがとても良いもの、特定の汚れに強いもの、逆に弱いもの、環境に良いもの、などなど色んな種類があります。
汚れや量によって使い分けてみたり、色々な商品を比べてみたりと、ガッツリ洗いたい派の方も、自然派の方も、結構洗剤を選ぶのを楽しめますよ。
パナソニックNP-TZ100、気になる水道代、電気代は?
公式カタログでは、「手洗いよりも節水」と謳われています。
1回分の使用水量 | |
---|---|
手洗い | 75リットル |
NP-TZ100 | 11リットル |
ほんとに?と目を疑うレベルの差。約7分の1の水量です。
…逆に手洗いすると75リットルも水を使ってたのかと驚きますが…。
どちらにせよ、手洗いをするよりもずいぶん水の使用量は減らせる様子。
これはとても良いですよね。
さらに、手洗いの場合だとガス代、水道代、洗剤代を合わせると52.6円。
1回の洗い物に経費がかかるようですが、これがNP-TZ100だと、
電気代、水道代、洗剤代合わせて26.8円!!!
約半分の経費で済みます。これはすごい。
手間が省けて、節約にもなるなら、高い買い物も意味がありますよね。
また、パナソニックNP-TZ100にはエコナビ運転という機能がついています。
水温や室温をチェックし、必要であれば運転時間を短縮したりと自動的にエコ運転をしてくれる機能です。
これが働くことにより、無駄な運転時間を減らすことも可能なようです。
パナソニックNP-TZ100、どんなお手入れが必要?
電化製品を新しく導入するときに気になることといえば、お手入れですよね。
お手入れに色々手間をかけないといけないとなると、ズボラなわたしはきっと嫌になります。。。
必要なお手入れは、
- 残さいフィルターのお掃除:週一回
- 庫内の洗浄:月2〜3回
とのこと。
残さいフィルターのお掃除とは、庫内下にある排水口にあるフィルターをキレイにするお手入れです。
食べた後の食器をそのまま投入した場合、もちろん食べカスなどが流れていくのですが、基本的に細かいものは水と一緒に排水ホースから排出されるようです。
なのでフィルターはそこまでゴミが溜まったり汚れが付いたりはしませんので、このお手入れはそこまで手間がかからないですよ。
フィルターを取り外して、ブラシなどで擦って汚れを落とします。我が家では、正直週一回もお手入れしていません笑
しかし臭いも気になったことないですし、見た目の気になる汚れもないので、問題ないと思われます。
庫内の洗浄は、内部全体のお掃除のこと。水アカが付いていたり、汚れが流れず残っていたりする場合、食器を入れずに通常より多く洗浄剤を入れて、強いレベルで運転させます。そうすることによって、庫内の洗浄になるのです。
必要であれば専用の洗浄剤を使用する方法もあり、庫内の状態が気になってきたら実施する感じですね。
実はうちの食洗機、導入して3ヶ月以上経っていますが、このお手入れをしたことがありません笑
臭いや汚れが気になり出したらしようかな〜と思っている程度で、あっという間に3ヶ月。特に気になることがなかったので放置。
内部をよく見てみると、たしかに水アカ?洗浄剤残り?と思われる汚れはありますが…
今のところ仕上がりに不満があるわけではなく、臭いも全くなし。そこまで神経質にならなくても大丈夫そうです。
これは好みにもよるのですが、食洗機に食器を投入する前に簡単に予洗いをしたほうがお手入れの手間は軽くなります。
予洗いの手間を省いて庫内のお手入れをマメにするか、もしくは予洗いをある程度して庫内のお手入れの回数を減らすか。
どちらにせよ、家事のルーティンに入れ込んでしまえばそれほど面倒な作業でもなさそうですよ。
パナソニックNP-TZ100 臭いが気にならないのはナノイーのおかげ?
我が家では基本、1日に1回しか運転しません。
つまり、運転するまでの間、洗い物となった食器たちは庫内に入れておく、というスタイルです。
汚れた食器を密閉された箱に入れておくとなると、ある程度臭いが気になりそうなのですが、実は今まで一度も気になったことがありません。
予洗いの効果もあるとは思うのですが、何よりパナソニックNP-TZ100にはナノイーXが搭載されています。
ナノイーXには、脱臭、除菌、カビ菌抑制の効果があると言われており、パナソニックNP-TZ100は庫内にこのナノイーXを含んだ風を送り込む機能があるのです。
目に見えないものなので効果の良し悪しは個人差があると思いますが、今まで臭いが全く気になっていない理由は、もしかしたらこのナノイーXがしっかり働いてくれているからかもしれません。
据え置き型食洗機、置くメリット、デメリットって何がある?
私が実際に使ってみて感じたメリットとデメリットをまとめてみますね。
メリット
- 洗っていない食器はとりあえず投入!
- 邪魔にならない!臭いが気にならない!
- キッチン周りがすっきり!
- お風呂に入っている間、寝ている間に洗ってくれる!
- 簡単に時短成功!
デメリット
- 作業スペースが狭くなる
- 導入費用がかかる
据え置き型食洗機は、専業主婦の方よりも、まずは共働き家庭にぜひオススメしたいと強く思います。
最初はお金がかかりますが、すぐに時短になり、家事の手間が減ります。
パナソニックNP-TZ100ですとナノイー機能が付いており食器の溜め置きも快適。
台所を広く使って手の込んだ料理をする方、また食器や調理器具にこだわりがあって手洗いをしないといけないものを多く持っている方には大きい食洗機は逆に邪魔な存在になる可能性があるのであまりオススメできません。
それなりに家事をこなし、毎日洗い物めんどくさいな〜と思っている方には、本当におすすめですよ。
パナソニックNP-TZ100の導入 結局どれくらい家事の負担が減るのか?
家事の時短化が食洗機の主なメリットではありますが、パナソニックNP-TZ100を導入することによって「手洗いの手間がすべてなくなるわけではない」というところは大きなポイントになります。
たしかに食器は自動的に洗ってくれますので、確実な時短には繋がりますが、入らないほど大きいものや食洗機非対応なものは手洗いが必要です。
食洗機非対応なものとは
- テフロン加工、フッ素加工されているもの
- 耐熱温度90度以下のもの(パナソニックNP-TZ100では低温洗い機能があるので、60度まで対応可能です。)
- 飛ばされやすい軽いもの
- クリスタルガラス、カットガラス
- 漆塗りの食器
- 木製の食器
- 鉄、アルミ、銅の食器や調理器具
などなど…。結構種類がありますよね。
ご自身のお手元の食器や調理器具を見直して、ご家庭にパナソニックNP-TZ100は合うのかどうか?を再確認してから購入されることをおすすめします。
手洗いをしないといけないものは、洗った後水切りマットに置いておきます。
手洗いの物がない場合は水切りマットをしまっておけるので作業スペースは広くなりますし、元々全ての手洗いがなくなるとは思っていなかったので、今のところ不満なく毎日食洗機をフル稼働させています。
そもそも、家事にそれほど力を入れていないので、笑
作業スペースを広く使うような手の込んだ料理を行うことも少ないです。
夫婦二人フルタイムで仕事をする中、確実な時短にとても助かっている日々なので、同じようなスタンスの方は据え置き型食器洗い乾燥機パナソニックNP-TZ100、メリットデメリットを知った上で一度ご検討してみてはいかがでしょうか?