「パンパース」といえばオムツの代名詞的存在ですが、パンパースシリーズの中に通常のオムツより3倍ほど値段が高い【超高級オムツ】があるのをご存知ですか?
商品名は「パンパースPure」です。
実は2019年10月に発売されたばかりの新商品。
【Pure】という名前にふさわしく、「バージンコットン使用」という超オーガニック系商品のようなのですが、どんな商品なのかとっても気になりますよね。
使用感は?既存商品との違いは?価格に見合う価値はあるの?
などなど、実際に使ってみた感想を書いていきたいと思います。
この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。
【パンパースPure】ってどんなオムツなの?
・商品の特徴:とにかく無添加!!だけど…?
公式ホームページによると、下記のような特徴が記されています。
- 外側シートはオーガニックバージンコットン
- 肌に触れる表面には植物由来成分を使用
- 香料・パラベン・ラテックス不使用
- 柔らかくて低刺激な肌触り
- 皮膚科医監修、肌への優しさテスト済み
まとめると、本当に本当に「無添加、低刺激」のオムツですよ〜ということですね。
ただ、特徴を読んでうっすら気づく方も多いと思いますが…
わかる人にしかわからないのでは・・・?こだわる人にしか響かない気が・・・。
正直、ターゲットが絞られるような気がしますね。
この記事をご覧の方はどうでしょうか?
わたしはどちらかといえば無添加オーガニック系の商品は好きですが、「使ってみて値段に見合うものであれば使い続けたいけど・・・高いな、笑」というのが最初の感想でした。
同じような意見の方も多いのではないかと。
では、まずは気になる価格を実際に調べてみました。
無添加オムツ【 Pure 】の価格は?
AmazonではテープタイプのSサイズが下記価格帯で購入可能です。
・Pure 58枚入:3,058円
→1枚当たり約52円
同じ「パンパースシリーズ」のその他の商品ですと、
・さらさらケア 104枚入×3パック合計312枚:4,803円
→ 1枚当たり約15円
・はじめての肌へのいちばん 76枚入:1,416円
→ 1枚当たり19円
このくらいの値段と価格帯です。
【パンパースPure】がどれだけ高い商品なのかわかりいただけるかと思います。
1日平均6.4枚として、オムツを卒業するまでのオムツ替え回数は1万回とも言われています。
1枚あたりの値段がこれだけちがうとなると、そこにかかる費用の差もなかなかのものですよね。
では、はたしてこの値段で使い続ける価値はあるのでしょうか?
オーガニックおむつ【パンパースPure】の使い心地は?他のシリーズとの違いは?
見た目や分厚さは【はじめての肌へのいちばん】とほぼ同じ?
値段が今までより3倍するオムツということで、ドキドキで中身を取り出してみました・・・!
まず、こちらが【パンパースPure】本体の見た目です。
内側はこんな感じです。
意外なことに、見た目や生地の厚みは【はじめての肌へのいちばん】とあまり変わらないようですね。価格差が大きい分、既存商品よりボリュームがあるのかと思っていたのですが、そういうわけではないようです。
ちょっと残念な気持ちもありますが、重要なのは使い心地!
次は手触りを確認してみます。
手触りは柔らかくてふんわり!だけど【はじめての肌へのいちばん】とあまり差がない!?
触ってみた感じですが、これも私は既存商品【はじめての肌へのいちばん】との差があまりわかりませんでした。
私が鈍感でないことを祈りますが・・・笑
もちろん手触りはとてもよく、ふんわり気持ち良いです。
結果感じたのは、【 Pure 】がどうこうというより、「コットン風生地」で作られている既存商品の【はじめての肌へのいちばん】のスペックが非常に良いのかなということでした。
イラストのバリエーションは?
私が購入したものには、2種類のイラストが入っていました。
コットン柄と、ウサギ柄ですね。
公式ホームページには、そのほかに「リス」「バンビ」の柄があるように記載されています。
パンパースは時期、季節によってデザインが変更されたりするのですが、2019年11月時点では「4種類」の柄があるようですね。
どれもとってもかわいいイラストです。
個人的には、すべてに共通して腰回りに印刷されている、ハートと数字がグラデーションカラーになっている部分がアクセントになっていてとてもお気に入りです。
他の「パンパースシリーズ」と並べてみると、より高級感のある落ち着いた印象に仕上がっています。
オムツで一番重要な「吸収力」はどうなの?
厚みは【はじめての肌へのいちばん】とほとんど変わらないと記述しましたが、吸収力もほとんど差はありませんでした。
表面の素材は違っていますが、中身の吸収体は同じなのでしょうか。
また、過去に別記事で既存のパンパースシリーズ2つを比較し、「表面生地の形の違い」でゆるゆるうんちの吸収感が若干違うと書きました。
薄さ、コンパクトさが魅力の【さらさらケア】は、分厚さがある【はじめての肌へのいちばん】と比べると表面にデコボコがない分、ゆるゆるの水っぽいうんちが背中側に流れやすく感じる、という内容です。
>>さらさらケアとはじめての肌へのいちばんの違いは?オムツ徹底比較レビュー【パンパース】
出産後、病院で使い始めたオムツはパンパースだった!という方も多いと思いますが、実は一言でパンパースのオムツと言っても種類があるのをご存知ですか?第一子出産後、産院で使われていたパンパース【はじめての肌へのいちばん】をそのまま追加購入[…]
この点について今回の【 Pure】でも注目してみました。
【 Pure】は、【はじめての肌へのいちばん】と同じ「プツプツした表面」を持っています。そのせいか、ゆるゆるうんちが流れやすいということもなく、特に問題は感じられず快適に使用できましたよ。
その他、足回りギャザーやのびのびテープ、おしっこお知らせラインはどうなってる?
オムツの機能で便利な、
- 足回りのギャザー
- おなかにとめるのびのびテープ
- おしっこお知らせライン
についても、既存商品である【はじめての肌へのいちばん】、【さらさらケア】と機能の差は感じられませんでした。
「のびのびテープ」のみ、形が若干違いました。
しかし使い心地は同じでしたよ。
【パンパース Pure】のメリットは「素材を知っている」人だけが感じられるもの
【 Pure 】は本物のコットン、しかもオーガニックバージンコットンを使用していますし、そのほか肌の刺激になると考えられるものは極力除去しているオムツです。
使っている素材や成分にこだわりがある分、やはり値段が高くなっています。
しかし、オムツとしての機能を考えると、正直その他の製品と大きな差はありませんでした。
正直なところ、期待たっぷりに使い始めてしまい、若干拍子抜けしてしまいましたが・・・笑
オムツとしてはさすがパンパースですので、気持ちよく、快適に使えます。
つまり、オムツとして「普通に快適に」使えるなら素材は特にこだわらない、という方であれば、高い代金を支払って【パンパースPure】を使うメリットはない、と思います。
逆に、
- 肌に直接触れるものだから素材にもこだわりたい!
- 新生児の間は肌が敏感だから上質なものを使いたい!
などのこだわりがあるようであれば、「本物のコットンを使い、かつ無添加・低刺激」が売りの【パンパースPure】はとても良い商品ですね。
布オムツを使いたいけど手間が・・・という方はぜひ【パンパース Pure】を
一部のこだわり派に根強く人気の【布オムツ】。
もちろんポリマーも使用されておらず、良い素材を選択すれば究極の無添加オムツです。
しかし【布オムツ】といえば「手間が半端ない」ことでも有名。
繰り返し使う「布」なので、毎回汚れた分を洗濯しなければなりません。
無添加素材の布オムツ、使ってみたいけど手間がなぁ・・・。
と思っている方、少しコストはかかりますが、【パンパースPure】を使ってみてはどうでしょうか。
素材にこだわった商品ですので、気持ちよくお使いいただけますよ。
【パンパース Pure】まとめ:消耗品としてはコストがかかりすぎる印象。しかしこだわり派はぜひ挑戦を!
ということで、【パンパース Pure】をレビューしてみました。
結論をまとめると、
『特にオムツの素材はこだわらない、お手頃に気持ちよく使いたい!』という方には【パンパース はじめての肌へのいちばん】がおすすめ!
『オムツの素材にこだわってなるべく無添加、低刺激なものを使いたい!』という方には【パンパース Pure】がおすすめ!
こんな感じですね。
オムツもいろいろな種類が手軽に買えるようになりました。
選択肢が多い分、どれを使えばいいのか迷いますよね。
我が家はコスパが断然良い【パンパース はじめての肌へのいちばん】に戻そうと思います。
お出かけ時は一番値段が手頃な【パンパース さらさらケア】を使う予定です。
しかし【パンパースPure】自身はとても良い商品であることはわかりました。
今後もし季節や年齢、生活状況によって我が子の肌が荒れてしまったりということがあれば、また【パンパースPure】を使ってみます。