社会派風刺アニメのまとめ ブラックジョークや考えさせられる話

社会風刺の効いた社会派アニメというジャンルのアニメをまとめました。

アニメといえば、昔は子供向けの単純なストーリー・テーマの話がほとんどでした。

最近では、大人向けに作られているものがほとんどで、中には社会風刺・ブラックジョークの効いたアニメを多く存在します。

今回は、そんな社会風刺・ブラックジョークの効いた社会派アニメをまとめました。

AI・人工知能・アンドロイドがテーマのアニメも社会派アニメと言えるのですが、今回は対象外としましたので、気になる方は下記の記事をご覧ください。

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AI アンドロイド 人工知能

この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

さよなら絶望先生

タイトルさよなら絶望先生/【俗・】さよなら絶望先生/【懺・】さよなら絶望先生
放送期間2007年7月 – 9月/2008年1月 – 3月/2009年7月 – 9月
話数全12話/全13話/全13話
原作久米田康治
監督新房昭之
シリーズ構成金巻兼一/小黒祐一郎/新房昭之、東富耶子
アニメーション制作シャフト

主人公の「糸色望いとしきのぞむ」という教師が社会の様々なことに「絶望した!」と言って切り込んでいくアニメです。

大きなストーリーの中に社会風刺を取り入れるアニメは多く存在しますが、こんなに直接的に社会風刺をするアニメを他に知りません。

ズバッと切り込む名言も多いです。

たとえば、

自分の意見をみんなの意見のように言う主語のデカい人

引用元:さよなら絶望先生(15)

社会風刺といっても、大きな問題を取り扱うだけではないんです。

SSSS.GRIDMAN

タイトルSSSS.GRIDMAN
放送期間2018年10月 – 12月
話数全12話
原作『電光超人グリッドマン』
監督雨宮哲
シリーズ構成
アニメーション制作TRIGGER

主人公は記憶喪失なところから始まります。

そして、謎の怪獣と戦う使命があることを聞かされ戦うことになります。

どこが社会派なのかを言ってしまうとガッツリネタバレになってしまうんで言えないんですが、単純にヒーローアニメとしても面白いですし、人が抱える悩み・闇のような描写があったりします。

社会派であることを除いても面白い作品です。

下ネタという概念が存在しない退屈な世界

タイトル下ネタという概念が存在しない退屈な世界
放送期間2015年7月4日 – 9月19日
話数全12話
原作赤城大空
監督鈴木洋平
シリーズ構成横谷昌宏
アニメーション制作J.C.STAFF

いわゆる性的な描写や表現が全て禁止されてしまって16年が経ったという世界観です。

アニメ内での高校生たちは、自分がどうやって産まれたのかさえ知りません。

そういう問題って、この先絶対に無いとは言い切れません。

実際、コンビニでは成人向け雑誌が撤去されることになりました。

コンビニの雑誌はゾーニングの問題ですが、現状としてゾーニングされているコンテンツにも批判して、排除しようとする人たちは実際にいるわけです。

そんな性的な描写や表現が全て禁止されてしまったら、どんな狂った世界になるのかというのを風刺しているアニメです。

とはいえ、基本的にはギャグアニメですので楽しく観れますよ。

C – The Money of soul end Possibility Control

タイトルC THE MONEY OF SOUL AND POSSIBILITY CONTROL
放送期間2011年4月 – 2011年6月
話数全11話
原作
監督中村健治
シリーズ構成高木登
アニメーション制作竜の子プロダクション

日本紙幣とは別に非公式のマネーであるミダスマネーが流通している世界観です。

主人公に元に突如、『金融街』と呼ばれる異世界からの使者が現れて「未来を担保に融資する」と言われるのですが、本当に多額の金が振り込まれることになります。

その結果、アントレプレナーというマネーの奪い合いに参加させられることになります。

乱歩奇譚 Game of Laplace

タイトル乱歩奇譚らんぽきたん Game of Laplace
放送期間2015年7月 – 9月
話数全11話
原作江戸川乱歩(原案)
監督岸誠二
シリーズ構成上江洲誠
アニメーション制作Lerche

江戸川乱歩の「江戸川乱歩全集」が元ネタとなり、現代風の話として作成されたアニメです。

異常殺人事件を解決する話なんですが、一つ一つ理解に苦しむ内容になっています。

殺される側の人格が狂っていることもあって、色々と考えさせられます。

さらに、異常殺人者は精神がまともじゃないという理由で情状酌量されたりもするという、現代の社会風刺も入っています。

一応、AIも出てくるのですが、それがテーマのアニメではないのでこちらに入れました。

東京マグニチュード8.0

タイトル東京マグニチュード8.0
放送期間2009年7月10日 – 9月18日
話数全11話
原作
監督橘正紀
シリーズ構成高橋ナツコ
アニメーション制作ボンズ × キネマシトラス

タイトルからもわかる通り、東京で大地震が起きたというアニメです。

被災した時の状況として描かれているので、防災についてなど考えさせられます。

ヤング ブラック・ジャック

タイトルヤング ブラック・ジャック
放送期間2015年10月 – 12月
話数全12話
原作手塚治虫、田畑由秋、大熊ゆうご、後藤伸正
監督加瀬充子
シリーズ構成高橋良輔
アニメーション制作手塚プロダクション

元々、手塚治虫作品は社会派の内容が多いですよね。

そんな手塚治虫作品の代表作の一つ『ブラック・ジャック』の若い頃を中心に描かれたのが本作品です。

時代は1968年ごろなので、当時の問題も多く出てきます。

何故、ブラック・ジャックこと間黒男はざまくろおは闇医者となったのかという経緯がわかります。

じょしらく

タイトルじょしらく
放送期間2012年7月5日 – 9月27日
話数全13話
原作カルロ・ゼン
監督久米田康治、ヤス
シリーズ構成横手美智子
アニメーション制作J.C.STAFF

とくに何ら大きな出来事があるわけでもない日常系・空気系のアニメです。

落語アニメな気がするんですが、そんなシーンはほとんどありません。

原作者が、『さよなら絶望先生』の久米田康治先生というので、何となく風刺ネタの入れ方が想像できると思います。

N・H・Kにようこそ!

タイトルN・H・Kにようこそ!
放送期間2006年7月 – 12月
話数全24話
原作滝本竜彦
監督山本裕介
シリーズ構成西園悟
アニメーション制作GONZO

テレビのNHKは「日本放送協会」ですが、このアニメ内でのNHKは「日本ひきこもり協会」のことです。

引きこもり、脱法ドラッグ、宗教、マルチ商法などの社会問題が出てきます。

人類は衰退しました

タイトル人類は衰退しました
放送期間2012年7月 – 9月
話数全12話
原作田中ロミオ
監督岸誠二
シリーズ構成上江洲誠
アニメーション制作AIC ASTA

人類が衰退して、更に高度な文明を持った新たな人類『妖精さん』。

そんな『妖精さん』と旧人類が生活するアニメです。

作画はふわっとした雰囲気なんですが、社会風刺、ブラックジョークが効いています。

世界征服~謀略のズヴィズダー~

タイトル世界征服~謀略のズヴィズダー~
放送期間2014年1月 – 3月
話数全12話 + 未放送1話
原作hunting cap brothers
監督岡村天斎
シリーズ構成星空めてお、岡村天斎
アニメーション制作A-1 Pictures

国際的秘密結社「ズヴィズダー」が本気で世界征服しようとして、実際に活動している世界観です。

ひょんなことから、ズヴィスタ―の戦闘員になってしまう主人公『地紋じもん 明日汰あすた』とズヴィスタ―の日常を描いた物語になっています。

コメディアニメでもあるのですが、特にガッツリと社会風刺している回が喫煙者と嫌煙者の回です。

ズヴィスタ―の総裁がとにかく喫煙者が嫌い過ぎな嫌煙厨なんですよ。

アクセル・ワールド

タイトルアクセル・ワールド
放送期間2012年4月 – 9月
話数全24話
原作川原礫
監督小原正和
シリーズ構成吉野弘幸
アニメーション制作サンライズ

ウェアラブルコンピュータによって、生活のほとんどが仮想世界で成り立つ世界観です。

ただ、現実世界もしっかり残っているという段階なんですね。

そんな中、肥満体型の主人公で男子高校生の『ハルユキ』は、ある日上級生の黒雪姫から謎のアプリケーションソフト「ブレイン・バースト」をインストールさせられる。

それは、思考を一千倍に加速するというとんでもないソフトだったんです。

現実世界でも思考加速は使えるので、それを悪用することも可能なんですよ。

そんな世界観で主人公たちが「ブレイン・バースト」内の仮想世界「アクセル・ワールド(加速世界)」で奮闘する物語です。

ちなみにソード・アート・オンラインと同じ世界線の未来の話という設定があります。

ダーリン・イン・ザ・フランキス

タイトルダーリン・イン・ザ・フランキス
放送期間2018年1月13日 – 7月7日
話数全24話
原作Code:000
監督錦織敦史
シリーズ構成錦織敦史、林直孝
アニメーション制作TRIGGER、CloverWorks

不老不死の手術を受けた『オトナ』は、現実世界を捨て、カプセル内で寝たきりで過ごすような人もいる世界観です。

主人公達は、『コドモ』で『オトナ』を守るためにフランクスという人型機械に乗り込んで戦う使命があります。

産まれた時から、それが光栄なことだと教育されているわけです。

不老不死となったオトナ達にとって、繁殖は必要ないのでそういう知識は必要ありません。

おそらくコドモ達は、人工的に作られたんだと思います。

繁殖する必要がないので、コドモ達はそういう知識は与えられていません。つまり。どうやって子供が産まれるかなんて知りません。

オトナ達にとって都合の悪い思考(恋愛感情なども)を持ったコドモは、記憶操作で記憶が消されてしまいます。

他の都市が存在してはいるのですが、そこのコドモ達は主人公達のように現代の人間らしい行動は取らないようで、まともにコミュニケーションを取るということすら主人公たちが異常ということになっています。

ゲゲゲの鬼太郎(第6作)

タイトルゲゲゲの鬼太郎(第6作)
放送期間2018年4月1日 –
話数未定
原作水木しげる
監督
シリーズ構成大野木寛
アニメーション制作東映アニメーション

妖怪側が現代の人間社会の問題と合わせて行動を起こします。

年間8万人の行方不明者や、ブラック企業など、現代ならではの問題への風刺を取り入れています。

社会風刺アニメ まとめ
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