不動産の営業はブラック?元不動産営業マンが真実を教えてやる

この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

ネットで「不動産 営業 ブラック」などのワードで検索すると、どの記事でもボロカスに言われていますよね。

しかし、「不動産営業をしたことがないのに書いている」記事も多いんですよね。

そこで今回は元不動産営業マンの私が、実際の体験談と真実をお教えします。

私が不動産営業マンになった理由

私は、色々あって高卒です。学歴もスキルもない、また当時新卒でもなかった私が働けるようは職種は、本当に限られていました。

そこで私は考えたのです。

「最初からまとも職に就けるわけがない。最初の企業は修行にしよう。」

そう考えた私は、きつそうな職種は何かを考えました。

そう。それが不動産営業マンです。

そして、その中でも客単価が高く、難しそうな売買営業マンになることを決めたのです。

入社した会社の簡単な特徴

関西にある小さな会社なのですが、そこはいわゆる売買をするだけの会社ではなく、自社が売主となってマンションも建てているような会社でした。

そして決め手は、「女性が売上ナンバーワンセールス」だったことです。

体育会系ではなさそうなイメージを持ったんですね。

入社した結果

さて、なんなく面接も受かり入社することになった私ですが、結論から申し上げます。

とんでもねぇブラックでした

他の会社の不動産営業マンから「この会社はヤバい」と言われるほどでした

えぇ。もうそれはそれは苦しい日々でしたよ。

どんなことがあったのかは、後述しますが、精神的に追い込まれた私は、見事に鬱病になりましたね。

会社を辞めるまで鬱病に気付かなかったので、あのままいたらヤバかったでしょう。

どのくらい精神がヤバかったというと、

  • 小さい頃から全く泣かないことで有名だったのに、友人と久々に会って普通の会話をしているだけで号泣してしまう
  • 毎日、罵倒・暴言・暴力を浴びせてくる社長を〇して刑務所に入るのと、このまま仕事を続けるのとどっちにするかを本気で悩む

という感じです。

正常な今では、明らかにおかしな精神状態ですが、その時は普通だと思ってたんですよ。どうかしてますね。

実際にあったブラック体験談

さて、おまちかねのブラックエピソードです。軽いものから徐々に紹介していきましょう。

ブラック体験談その1:勤務時間が求人と違う

ブラック企業の定番ですね。

求人では、10:00~19:00でしたが、実際は9:30~20:00でした。

休日に関しては、意外かもしれませんが求人通りでした。さらに、年末年始などの大型連休は比較的取りやすかったです。大型連休中にわざわざ不動産を買いにくる人って少ないんですよね。その点は良かったです。

ブラック体験談その2:残業代・有給がない

これも定番中の定番です。まったくもって残業代も有給もありません。

しかも、9:30~20:00の時点で残業なのですが、それ以外にも「営業活動以外の行為は業務時間外でやる」という謎の方針があったため、業務上で必要な調べものや、資料作成・書類作成なども業務時間外にやる必要がありました。

有給に関しては、誰も口にすら出さないレベルです。もちろん、退職時にも貰えませんでした。

退職時に残業代と有給に関しては、無理やり請求することも可能だったのですが、とにかく当時はこれ以上関わりたくなかったので、それはしませんでした。

ブラック体験談その3:朝礼で2日に一回の1分間スピーチをさせられる

これは地味にきつかったです。スピーチネタって考えるの大変なんですよ。しかも内容や話の構成がダメだと怒られましたし。

ブラック体験談その4:チラシのポスティング作業がつらい

大きな会社であれば、チラシのポスティングは企業に頼むでしょうが、小さな会社だとそうはいきません。

チラシを、各家庭にポスティングをするのですが、私の場合、1週間で足の裏にできた血マメによって皮が全部剥げました。それだけで、どのくらい歩いているかがわかると思います。

ブラック体験談その5:レベルの高い見込み客は取られる

基本給は18万円でしたので、インセンティブを稼ぐ必要がありました。しかし、インセンティブを稼ぐには売上を上げる必要がありますよね。

ですが、社長に気に入られていない場合、モデルルームに来客した見込み客のうち、見込みレベルの高い客は、すべて社長かナンバーワンセールスの女性に取られてしまいます。これで、どうやって成果を出すのでしょう。

実は、新規で見込み客を見つけてきて、その客が成約した場合もインセンティブが入る仕組みです。私の場合は、飛び込み営業やチラシのポスティングで見込み客を増やしました。

でも、いくらそうやって見込み客を増やそうが、クロージングまで話をさせてもらえませんでしたね。

それに関しては、私が知識不足だったこともあるので、仕方ないのかもしれません。(教育はほぼゼロでしたけどね。

ブラック体験談その6:PCやセミナー、車の修理代を自費負担させられる

これも、本当にきつかったですね。こういう細かい出費や、給料が安いことから、
私は若くして、数十万の借金を背負うことになりました。

PCは自分のものを持ち込みさせられたあげく、退職時に会社に関わるデータを消すだけという話だったのですが、無断でPCを初期化させられました。

会社の車をコスってしまった時も、修理代を負担させられました。

自動車教習所に、「ペーパードライバー講習」というのがあるのですが、それも自費負担で行かせられました。教官には「普通に運転できてるのに何で来たの?」って言われていました。

新人研修セミナーなどの、普通は企業が申し込んで受けるようなものも、実費負担で行かせられました。

もちろん、どれも休日にですよ!!

ブラック体験談その7:罵倒・暴言・暴力が酷い

罵倒・暴言は、「頭が悪すぎる」系に始まり、「お前のような女が腐ったような奴は…」等の人格否定が多かったですね。大声で怒鳴られることも多かったです。

それによって、私は元々よく喋る方だったのですが、喋るのが苦手になってしまいました。

暴力は、蹴られたり、壁に叩きつけられたり、首を絞められたりですね。

総評

少なくとも、私が入社した会社はとんでもなくブラックでした。同期入社も、他に二人いたのですが、一人は2週間で辞め、もう一人は3か月で辞めました。

私は、おかしかったのか1年ちょっと在籍しましたが、その間に不動産営業経験者が二人入ってきたのですが、その人たちも1ヶ月程度で辞めていきました。経験者がすぐに逃げ出すレベルだということがわかるでしょう。

今思えば、もったいない期間だったと思います。早く辞めればよかった…。

しかし、ブラック企業で働いて良かった点もあります。

それは、

  • たいていのことは我慢できるほど忍耐強くなった
  • 嫌なことは嫌と言えるようになった

この2点は良かった点ですね。

一つ目は、次の職種が常駐型のプログラマーだったのですが、残業が月に100時間くらいあっても「この職場は天国だな」くらいに思ってました。(残業がほぼゼロの今では、それもおかしいと感じますが…。)

そう考えると、ただ慣れていただけで、忍耐強くなったわけでもないのかもしれませんね。

二つ目は、トラウマから克服して気付きました。

嫌なことは嫌と言わないと、どんどんダメな方向に進むということに気付けたんですね。これは大きいです。

これが出来ない人が多いと、会社はブラック化していきます。

いじめも同じですよ。

>>いじめは絶対になくならない!その理由と対策 相談窓口も紹介

関連記事

[estimated_reading_time]「いじめ」は絶対になくなりません。「いじめをなくそう」と言っている人もいるでしょうが、そんなのは夢物語です。何故「いじめ」はなくならないのか?その理由は簡単です。[…]

ブラック会社にいても得られる物は少ない

もし、あなたが悩んでいるのでしたら、これを見て踏みとどまってくれると嬉しいです。

もし入社してしまった場合は、すぐに辞めれば良いです。

そもそも、私は営業マンという職業すら不要と思っています。実際に、昔ながらの保険の営業はネット保険が増えてどんどん減っていっていいますよね。不動産営業も、いずれそうなるかもしれませんね。

もしも、不動産の営業マンでやっていきたいと思っているあなた

その場合は、面接などで、「集客方法」と「見込み客へのアプローチ方法」と「資料作成」などの事務作業はどうなるかを聞いた方がいいです。

まともな企業であれば、

  • 「集客方法」は問い合わせがあった企業のみ、「見込み客へのアプローチ方法」は、DMを送る程度(その後、電話はちょっとだけするかも)
  • 「資料作成」は、専門の人がいる

といった感じになります。

それに、まともな企業であれば、ブラックじゃないの?といった類の質問をしても、質問をした本人の評価を下げたりしません。それで評価を下げるような企業はブラックです。

こちらからお断りしましょう。

私は、この後からIT業界に入ったわけです。その時に転職サイトにお世話になりました。

そこで実力を付けた後は、転職エージェントにお世話になりました。

最新情報をチェックしよう!